救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
2012年3月の在日協事務局掲示板
大変遅くなりましたが、3月度の在日協掲示板のご案内です。
今月は「サンパウロの動物園」を写真で紹介しています。
 
動物園に行くと、遠足などで訪れている沢山の子供たちに遭遇します。
これは、万国共通かもしれません。
興味津々に動物を凝視したり、怖くて泣き叫んだりで、とても賑やかになります。
 
興奮して はしゃいでいれば喉も渇きます。
しかし、ブラジルの街には日本のような清涼飲料水の自動販売機はあまりありません。
その代わり、道路端の屋台やカフェ、あるいは市場などで飲み物を売っています。
 
動物園の中に「コカコーラ」の自動販売機があったので、思わずシャッターを
切りました。日本とはちょっと違い、かなり派手な自動販売機です。
  
日本では、清涼飲料水メーカー各社が競い、屋内外のあらゆるところに自動販売機を
設置していますが、ブラジルの街でお目にかかることは殆どありません。
 
恐らく、日本は自動販売機設置率が高い国なのかもしれません。
今や車椅子対応型や自動対外式除細動器(AED)が組み込まれたものほか
様々なタイプの自動販売機が日本にはあふれています。







2012年2月の在日協事務局掲示板
日本列島は、近年稀な極寒に包まれ、1月には太平洋側の平野部でも広範囲にわたり
積雪を記録し、日本海側や北日本では今なお豪雪が続いています。
このたびの豪雪により被災された皆様に、心よりお見舞い、
そしてお悔やみを申し上げます。
 
さて、2月の在日協掲示板のご案内です。
 
今月は、ブラジル人の信仰のよりどころである聖地「アパレシーダ」をご紹介します。
 
アパレシーダの聖母(Nossa Senhora da Conceição Aparecida
 
18世紀の初頭に、サン・パウロとリオ・デ・ジャネイロの中間あたりにある小さな町で
起きたお話です。
ある日、漁師たちがパライーバ川(Rio Paraiba) にかけた網に、褐色の聖母像が
かかりました。最初に胴体、次いで頭が上がったそうです。
その後、漁師たちは大漁に恵まれました。
 
漁師の1人が聖母像を家に持ち帰り、妻が像の頭と胴体を接着し、祭壇に祭って
祈るようになりました。
そして、数々の奇跡が伝えられ、ブラジル人の信仰を集めるようになったようです。
 
特に10月12日の大祭の時には全国から参拝者が集まります。
願をかけたり、休憩所でお弁当を広げたり、キリスト教関連のグッズを買い求めたり、
広い境内や神殿は車や人で埋め尽くされます。
 
アパレシーダの聖母は、カトリック教会からも正式に「ブラジルの守護聖人」として
ローマ教皇ピオ11世により1930年に公認されています。(Wikipediaを参照)
 
このお話し・・・我が国の浅草寺縁起に似ていますね。
 
 推古天皇36年(628)の早朝、檜前浜成・竹成の兄弟が江戸浦(現在の隅田 川)で
投網中に一躰の仏像を感得しました。
郷司であった土師中知はこれを拝 し、「聖観世音菩薩」のお像であることを知り、
人で深く帰依したというのが浅草寺の草創です。      
 
〜浅草寺ガイドより抜粋〜 
 
 







2012年1月の在日協事務局掲示板
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BANCO DO BRASIL(ブラジル銀行)
 
在日協事務局前の掲示板1月版のご案内です。
今月は、ブラジル銀行よりいただきました2012年のカレンダーをもとに作成しています。
 
昨年、在日協ではブラジル銀行に口座を開設しました。
皆様からの会費や寄付金を、このブラジル銀行にレアル(ブラジルの通貨)で
預金しますので、年2回の送金がとても楽になりました。
 
 しかし、その反面、為替のレートが変わるので、リスクを伴うのが難点ではあります。
今年も何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 
救済会憩の園 在日協力会事務局







Jan.01.2012. 謹賀新年
 
新しい年を迎え、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 
本年もご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
               救済会憩の園在日協力会 一同







Dec.01.2011. 被災地訪問
東日本大震災にて甚大な被害を受けられた岩手県陸前高田市へ
在日協力会 傳田委員が訪問いたしました。
 
憩の園の方々が、被災地はこれからますます寒くなるからと、手製の編み物や
マットなどをブラジルから沢山送ってくれました。
それを、祖国の復興を願う心のこもったメッセージを載せた写真と共に、
お届けしたのでした。
写真は、ご多忙にも関わらず、面会の時間を作っていただきました
戸羽市長さんとの記念写真です。
 
一日も早い復興を、ブラジル救済会 憩の園ならびに在日協力会一同
心よりお祈りいたしております。