輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、救済会発足60周年、憩の園設立55周年という
節目の年を迎えることができました。
これもひとえに皆様の温かいご支援 ご協力の賜物と
心より感謝いたしております。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、1月の在日協掲示版では、東日本大震災からの復興を祈願しまして、
東北の伝統的な踊りを紹介しております。
1.中野七頭舞・なかのななづまい(岩泉町)
江戸末期、小本の黒森神楽胴取りが、神楽の舞い込み儀礼から考案した舞。
「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツツトウツ」「みあし」「道具納め」で構成され、
華麗で勇壮に踊ります。震災を乗り越え、五穀豊穣と大漁を祈願して舞っています。
2.生平駒踊り・おいたいらこまおどり(久慈)
岩手県北部から青森県三八地方は名馬の産地として全国に名を馳せ、
馬を家族同様に大切にしてきました。
駒踊りは、紙などで作った馬の頭を腰につけ踊り手がハイハイハイと声をかけながら
踊ります。身近に暮らした馬の愛らしさを表現する芸能。
ササラスリが先導するのが特徴です。
3.金津流浦浜獅子躍・かなづりゅううらはまししおどり(大船渡)
太鼓を身につけ唄い踊ることから太鼓系と呼ばれ、岩手県南を中心に分布します。
廃絶していた浦浜鹿踊を平成3年に金津流から教えを受け復活しました。
獅子躍は先祖供養や悪魔退散・五穀豊穣を祈願し盆行事などで踊ります。
剣舞の合同詰め所が津波で壊滅、剣舞の装束類を失いましたが、
支援で復活しました。