救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Feb.03. Museu da Imigração(移民博物館)
ブラジルは、日本人はもとよりポルトガル、イタリア、ドイツをはじめ
多くの国の人々を移民として受け入れ、多民族社会・多文化社会を
形成してきました。
 
サントス港に着いた移民の方々が移民列車に乗り、最初に辿り着いた
のがHospedaria de Imigrantes(移民宿泊所)』です。
長い航海を終えてブラジルの土を踏み、ようやく旅装を解いた場所
です。
ここから移民の方々は、それぞれの配属地に散って行きました。
 
 
1998年、かつての移民宿泊所を『Museu da Imigração(移民博物館)』と
してオープンしました。サンパウロにやってきた移民の歴史がわかる
ように、博物館の内外にたくさんの移民にまつわる展示がありますので,
当時の雰囲気を味わうことができます。
 
データベース化された移民名簿を閲覧することも可能ですので、
かつての同船者を探す光景も多く見られます。
 
 
また、土・日・祝日だけですが、当時の移民列車に乗ることもできます。列車の中ではアトラクションもあり、観光者は楽しいひとときを過ごせます。
しかし、当時の移民の方々は、これから始まる移民生活に期待と不安を
抱きながら、どのような思いで車窓からブラジルの大地を眺めていたの
でしょうか?
 
 
敷地内には当時の移民の家( 小屋)が再現されています。
現在の住宅からはあまりにもかけ離れているものです。
庭には、日本人少女4人の等身大の写真が設置されていますが、
果たして彼女たちのその後の人生はどのようなものだったでしょう・・・
 
今月の在日協事務局掲示板で、移民博物館を訪ねた際の写真を
掲載しています。
当時の移民の方々の心情や生活を考える機会にしていただけましたら
幸いです。 
 







Jan.01. 謹賀新年 Feliz ano novo!
明けましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

さて、南半球のブラジルは、ダリアが咲く暑い夏に新年を迎えます。
写真のダリアの絵は、ブラジルの日系人が描いたもので、
カトリック協会のカレンダーに使われています。
年明け早々、日本列島は寒波に見舞われていますが、真っ赤なダリアの花で、
皆様を少しでも暖かくできましたら幸いです。

今年も憩の園へのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

Desejamos que este ano seja feliz e chieio de alegria para voce e a sua familia.







Dec.08. サンパウロの憩の園も もうすぐXmas!!
憩の園在日協力会事務局の掲示板では、憩の園の広い園内を紹介しています。
中央の写真は地域の方にも利用していただいている多目的ホールです。
グアルーリョス市の地域福祉に貢献するために、創立50周年を記念し
2008年にオープンしました。
ここでは、
バザーほか各種イベント、介護講座など、さまざまな催しが
開催されています。
憩の園は地域にとってなくてはならない福祉の拠点です。
 
園内でバーベキューができる老人ホームは日本では殆どないのでは
ないでしょうか?
広大な敷地の園内のどこかで常に花が咲き、実がなっています。
 
南半球のブラジルは、今夏に向かっていますので、落ち葉が舞う
日本とは真逆で新緑が目にまぶしい頃でしょう。
 
師走に入り、日本列島は寒波が到来し、一気に冬の様相を
呈してきましたが、まもなく楽しいクリスマス。
カトリックの国 ブラジルでも、皆さん盛大にクリスマスを祝います。
憩の園でも同様で、入所者にとって一番楽しい季節です。
 
でも、北半球に住んでいる我々にホワイトクリスマスではなく、
「暑いクリスマス!」を想像することはできませんね(;^_^A
 
新年までもうすぐとなりました。
皆様、どうかよいお年をお迎え下さい!!
 
写真:ニッケイ新聞社HPより







Oct.29. 《ご報告》フェスティバルラティノ アメリカーノ 2014
恒例の「フェスティバル ラティノアメリカーノ 2014 チャリティバザー」が
1029日(水)東京プリンスホテルにて開催されました。
 
毎年多くの方が参加されますが、今年も例年以上の来場者をお迎えし、
会場はものすごい熱気に包まれました。
 
既報の通り、憩の園在日協力会も出店しましたが、おかげさまで毎年お目当ての
商品をお買い上げくださるお客様も多数いらっしゃって嬉しく思いました。
 
今年は接客に追われていて、憩の園のブースの写真を撮れなかったことが
残念でした(ーー;)
 
ご都合が合わずご来場いただけなかった皆様には、
上記写真とYoutubeの動画(ペルーのブースですが…(^_^;))で
会場の雰囲気に触れていただけましたら幸いです。
 
来年も是非ご参加してくださることを、在日協バザー担当者一同、
お待ち申し上げます。
 







Oct.12. 《ご案内》フェスティバルラティノ アメリカーノ 2014
10月に入り、大型台風が2週連続で日本列島を縦断する可能性が高まっています。
被害に遭われた皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。
 
さて、徐々に秋も深まってきていますが、恒例のビッグイベントが近づいてまいりました。
そうです…
憩の園在日協力会で、毎年出店している日本・ラテンアメリカ婦人協会主催の
Festival Latino Americano 2014 Charity Bazaar」です。
 
このバザーでは、中南米及びカリブ諸国から各国特産の珍しい民芸品、
コーヒー、ワイン、食料品、その他沢山の品々が並びます。
また、各大使館の方々による各国自慢の手作り料理やお菓子も豊富に
用意されています。
 
ぜひご来場いただき、陽気なラテン音楽の生演奏を聴きながら、
様々な中南米の味をお楽しみいただきたく存じます。
今年も恒例の抽選会では、当たって大感激の豪華賞品が並びます!!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております(^人^)
 
なお、本イベントの入場料、バザーの純益は、中南米及びカリブ諸国の
福祉友好親善の諸事業や、本邦にて当該地域を支援をしている団体への
助成金として充てられます。
毎年、大きな役割を果たしているイベントで、憩の園在日協力会も
この助成を受け、憩の園の運営に活用させていただいております。
 
 
 日  時:10月29日(水) 午前11:00〜午後3:30
 場  所:東京プリンスホテル 2階「鳳凰の間」「マグノリアホール」
 入 場 券:2,000円 抽選券付き(豪華賞品を多数ご用意!!)
      当日会場で購入できます。