先月下旬に、北陸地方・四国地方・中国地方・山口・九州北部地方で、
春一番が吹いたとの発表が各気象台からありました。
三寒四温を繰り返し、春の足音が聞こえ始め、桜の開花が待ち遠しい
今日この頃です。
さて、3月の憩の園在日協力会事務局 掲示板では、
2008年7月に 憩の園園内に設置された
「憩の園資料室(Sala de Documentacao IKOI NO SONO)」
を 紹介しています。
「憩の園資料室」は、設立50周年記念事業の一環として建設された
「宮腰千葉太多目的ホール(Pavilhao Comunitario Chibata Miyakoshi)」と
同時に2008年に完成しました。
憩の園を訪れた皆様に、渡辺トミ・マルガリーダ(憩の園創立者)、そして
救済会や憩の園の歴史が一目見てわかるような展示を実現したいという思いを込めて、
構想から11年かけて完成した価値ある資料室です。
掲示板の写真はあまり写りが良くないのでわかりにくいかもしれませんが、
資料室には多くの貴重な写真・資料が展示されていて、
まさに眺めているだけで憩の園の歴史が伝わってきます。
憩の園は、2013年に創立55周年(救済会60周年)を迎えましたが、この間
ブラジル日系社会の高齢者福祉において、大きなな役割を担ってまいりました。
その長い歴史の中で、3度皇室をお迎えする栄に浴しましたことは、
特筆すべきことではないでしょうか。
資料室にはその当時の写真なども展示されています
天皇皇后両陛下は、1997年に再び憩いの園に足を運んで下さり、
入園者一人一人に心温まるお声を掛けていただきました。
皆、大きな感動に包まれ、生涯の思い出となりましたのは
言うまでもありません。
この資料室はどなたでも見学することができますが、
日本から訪問するには少々遠いところが難点ではあります。
しかし、もしサンパウロを訪れる機会がありましたら、是非憩の園へ
足を伸ばしていただき、資料室を見学していただきたいと思います。
憩の園入園者ならびにスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
1978年
皇太子ご夫妻(現 天皇皇后両陛下)ご来園
右端は憩の園 創立者 渡辺トミ・マルガリーダ
1995年
憩の園を慰問された紀宮さまをお迎えする
渡辺トミ・マルガリーダ(当時95歳)
1997年
再び憩の園へ足を運ばれた両陛下
写真:ニッケイ新聞から
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2013/131221-e4colonia.html