憩の園は、日頃から多くのボランティアの皆様に支えていただいています。
今月の在日協力会事務局掲示板でも取り上げていますが、
3月に続く第2弾として、憩の園に来て下さるボランティアの皆様を
ご紹介します。
お年寄りは子供が大好きです。これは万国共通かもしれません。
憩の園には、日系人が通うサンパウロの学校から児童や生徒の皆様が
定期的に訪問し、入所者と交流を図っています。
自らお手玉を持参し、楽しそうにお年寄りと遊ぶ子供もいたりで、
そんな光景を見ていますと、心が和みます。
入所者の方々は子供たちから元気をもらい、子供たちはお年寄りから
日本の文化を学ぶよい機会となります。
お互いに有意義で楽しいひとときとなっていることが、
長く続いている要因の一つかもしれません
憩の園のボランティアの皆様は、とにかく活発で自主的に動いて下さるのが
特長です。こちらから指示・お願いをすることは極めて稀と言って良いでしょう。
例えば、運動会をお手伝いいただく皆様の場合…
どんな種目をしたらよいか⁉︎ その準備は⁉︎ 当日昼食は⁉︎…と、
企画から運営まですべてボランティアの皆様が務めて下さいます。
終了後はきれいに後片付けをして下さり、反省会も忘れません。
お年寄りに無理な種目はなかったか? 皆さんに楽しんでいただけたか?…等々、
様々検証・分析され、次年度につなげて下さいます。
餅つき大会の場合は…
杵や臼などの道具からもち米・あんこ・きな粉・海苔や大根などの
材料に至るまで、すべて持参して下さいます。
ボランティアの皆様は美味しいお餅を作る人に徹され、
入所者の方々は終始ご馳走になる人となります^^;
広大な憩の園の園庭を支えて下さるボランティアの皆様はどうでしょうか⁉︎
お越しになられるのは本職の花屋さん。
苗や種をご提供して下さるばかりか、自ら植えて水やりなどの
定期的なフォローまで、完璧に管理して下さいます。
園庭の花々が1年中絶えないのには、陰にこうしたご親切があるからなのです。
お年寄りのヘアスタイルがいつも綺麗に整っているのも、
ボランティアの皆様のご協力のおかげです。
憩の園には、美容師のグループが定期的に訪問して下さいます。
お子様を連れて訪問される方もいらっしゃいますが、もちろん
お年寄りも大歓迎です。
普段お年寄りと接することが少ないお子様達にとっても
きっと良い経験になるのではないでしょうか。
美味しい食べ物が並ぶバザーでもボランティアの皆様の貢献度が光ります。
日本の老人ホームでは衛生管理上の制約もあり、厨房にボランティアが
入って調理することはありません。しかし、憩の園ではバザーの時など、
多くのボランティアの皆様が厨房で大活躍します。
このように憩の園は、多くのボランティアの皆様によって支えられています。
ボランティアの皆様抜きには憩の園は成り立たないことも事実でして、
日々感謝している次第です。心より御礼を申し上げます。
そして、今後ともよろしくお願い申し上げます。