救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Jun.08. 2014 FIFA World Cup Brazil
2014FIFAワールド杯開催まで、いよいよ秒読みとなりました。
サッカー王国ブラジル開催とあって、憩の園のお年寄りやスタッフの方々も、
熱戦の火蓋が切られるブラジル×クロアチアのキックオフを心待ちにしていることでしょう。

日本も昨日の試合では、大久保の鮮やかな決勝点で逆転勝利するなど、一昔前よりも
一段と選手層が増し、ブラジル大会での躍進に期待されます。
日伯の架け橋である在日協としては、日本とブラジルの両国を応援してまいりたいと思います!!
決勝がブラジル×日本になりますように・・・

さて、ご承知の通り、今大会の開催地は以下の12都市です。※青字:日本の予選試合会場
ベロオリゾンテ、ブラジリア、クイアバ、クリチバ、フォルタレザ、マナウス、ナタール
ポルトアレグレ、レシフェ、リオデジャネイロ、サルバドル、サンパウロ

今月の在日協事務局掲示板では、開催地の1つ「フォルタレザ(Fortaleza)」の写真を
紹介しています。在日協事務局の高橋さんがフォルタレザを訪れた際に撮影したものです。


《画像:http://www.fifa.com/worldcup/





 
フォルタレザは、サンパウロより遥か北の赤道に近いところに位置します。
ウィキペディアによれば、ブラジル5番目に大きな都市とのことです。
年間を通じて高温高湿な場所ですが、海からの風が陸へ流れるため、日本ほどは湿度を
感じることがないようです。
観光名所の1つ 美しいビーチには多くの観光客が集います。
他にも見所は満載です。
ぜひ、ブラジル旅行をされる際には訪問先候補の1つにしてみて下さい。







May.06.2014 憩の園を慰問して下さる方々 A
憩の園は、日頃から多くのボランティアの皆様に支えていただいています。
今月の在日協力会事務局掲示板でも取り上げていますが、
3月に続く第2弾として、憩の園に来て下さるボランティアの皆様を
ご紹介します。
 

お年寄りは子供が大好きです。これは万国共通かもしれません。
憩の園には、日系人が通うサンパウロの学校から児童や生徒の皆様が
定期的に訪問し、入所者と交流を図っています。
自らお手玉を持参し、楽しそうにお年寄りと遊ぶ子供もいたりで、
そんな光景を見ていますと、心が和みます。
入所者の方々は子供たちから元気をもらい、子供たちはお年寄りから
日本の文化を学ぶよい機会となります。
お互いに有意義で楽しいひとときとなっていることが、
長く続いている要因の一つかもしれませんスマイル

憩の園のボランティアの皆様は、とにかく活発で自主的に動いて下さるのが
特長です。こちらから指示・お願いをすることは極めて稀と言って良いでしょう。

例えば、運動会をお手伝いいただく皆様の場合…
どんな種目をしたらよいか⁉︎ その準備は⁉︎ 当日昼食は⁉︎…と、
企画から運営まですべてボランティアの皆様が務めて下さいます。
終了後はきれいに後片付けをして下さり、反省会も忘れません。
お年寄りに無理な種目はなかったか? 皆さんに楽しんでいただけたか?…等々、
様々検証・分析され、次年度につなげて下さいます。

餅つき大会の場合は…
杵や臼などの道具からもち米・あんこ・きな粉・海苔や大根などの
材料に至るまで、すべて持参して下さいます。
ボランティアの皆様は美味しいお餅を作る人に徹され、
入所者の方々は終始ご馳走になる人となります^^;

広大な憩の園の園庭を支えて下さるボランティアの皆様はどうでしょうか⁉︎
お越しになられるのは本職の花屋さん。
苗や種をご提供して下さるばかりか、自ら植えて水やりなどの
定期的なフォローまで、完璧に管理して下さいます。
園庭の花々が1年中絶えないのには、陰にこうしたご親切があるからなのです。

お年寄りのヘアスタイルがいつも綺麗に整っているのも、
ボランティアの皆様のご協力のおかげです。
憩の園には、美容師のグループが定期的に訪問して下さいます。
お子様を連れて訪問される方もいらっしゃいますが、もちろん
お年寄りも大歓迎です。
普段お年寄りと接することが少ないお子様達にとっても
きっと良い経験になるのではないでしょうか。

美味しい食べ物が並ぶバザーでもボランティアの皆様の貢献度が光ります。
日本の老人ホームでは衛生管理上の制約もあり、厨房にボランティアが
入って調理することはありません。しかし、憩の園ではバザーの時など、
多くのボランティアの皆様が厨房で大活躍します。

このように憩の園は、多くのボランティアの皆様によって支えられています。
ボランティアの皆様抜きには憩の園は成り立たないことも事実でして、
日々感謝している次第です。心より御礼を申し上げます。

そして、今後ともよろしくお願い申し上げます。







Apr.19. 救済会理事会 役員改選のお知らせ
先月15日、社会福祉法人救済会 憩の園 第62回総会が開催され、
理事会の役員改選が行われましたので、お知らせいたします。
 
◇ 3/20付 新理事会 および 常任理事 ※敬称略
 
《会長》 吉安 園子
《第1副会長》 相田 祐弘
《第2副会長》 上島中田 悦子
《専任理事》 本田 泉
《第1会計》 小川 英輔
《第2会計》 ウブカタ・マリオ・マコ ト
《第1書記》 片岡 研二・カルロス
《第2書記》 畑中 初美
 
《常任理事》
 秋村キヨシ・アデマール
 岩本卓ジェロニモ
 秋村寿治
 高田ミオシ・ネルソン
 藤井常孝・オズワルド
 
ニッケイ新聞 Mar.22.2014
   新会長 吉安 園子
 
 
 
 
 
 
 
 







Apr.12.2014 憩の園を彩る四季折々の花 A
2月に憩の園に咲く四季折々の花と題しまして、ブラジル国花のイペなどを
紹介しましたが、ご好評を賜りましたので第2弾をお届けします。
今月の在日協掲示板にも掲載していますので、お近くへお越しの際は、
ぜひご高覧下さい。
 
 
 
 







Mar.08.2014 憩の園を慰問して下さる方々
3月の在日協力会事務局掲示板では、憩の園へ音楽や舞踊などの演芸を届けに
慰問して下さるボランティアの皆様を紹介しています。
 
在園のお年寄りの方々は、ライブで様々な演芸を園内にて鑑賞できることを、
いつもとても楽しみにしています。
今回は、舞踊と音楽にフォーカスを当てて紹介していますが、
慰問の内容は多岐にわたります。
 
ブラジル日系社会は、本国と同様に日本文化を大切にしています。
稽古を重ね 磨き上げた日本の伝統芸能を、ブラジル在住の日系人が
届けて下さることは珍しくありません。
日本に望郷の念を抱くお年寄りには、何よりの贈り物となります。
 
また、音楽や歌の数々は、心休まる至福のひとときを創出してくれます。
 
憩の園では、いつでもボランティアの皆さんのご来園をお待ちしています。
一芸に長けた皆様、ぜひ憩の園へお越し下さいませ!!
 
時には落語鑑笑も(!?)