救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Oct.09. 秋篠宮文仁親王ご夫妻 ブラジル公式訪問決定
日伯外交樹立120周年を記念して、秋篠宮文仁親王ご夫妻が
ブラジルを公式訪問されることが決定いたしました。
 
すでに、ブラジルの日系主要団体は歓迎ムード一色で、
着々と準備を進めているようですが、もちろん憩の園に
入居されるお年寄りやスタッフも同じです。
 
本当に嬉しいニュースですね。
 
日経新聞より 10/09(金)>
秋篠宮ご夫妻が、今月27日〜11月10日の日程でブラジルを
公式訪問されることが9日の閣議で了解された。
外交関係樹立120周年に当たり、同国政府から招待があった。
宮内庁によると、ご夫妻はリオデジャネイロなど10都市を巡り、
大統領を表敬訪問するほか、政府主催の昼食会などに出席される。
各地で日系人との懇談も予定されている。
 







Oct.04. フェスティバル ラテンアメリカーノ 2015
「フェスティバル ラテンアメリカーノ2015」 をご案内申し上げます。
 
憩の園在日協力会は、一般社団法人 日本・ラテンアメリカ婦人協会が
毎年開催するチャリティーバザーに今年も出店します。
 
チャリティバザーは、中南米とカリブ諸国特産の珍しい民芸品・
コーヒー・ワイン・食料品、その他沢山の品々を準備しております。
 
また、今年も中南米とカリブ諸国の各大使館の方々による各国自慢の
手作り料理やお菓子も豊富に用意しております。生のラテン音楽を
聴きながらバラエティに富んだラテンアメリカの味をお楽しみ
いただきたいです
 
憩の園在日協力会は、恒例のブラジル製のチョコレート、
インスタントコーヒー、ふきん、テーブルクロス(大・中・小)、
ハンドタオル、入居者の手作り作品を販売しますが、
今年は新しい商品も登場します。
 
会場で出来るだけ多くの方にお目にかかれますように祈念します。
 
◆ 日時:1028() 午前10451530
◆ 場所:東京プリンスホテル 2階 「鳳凰の間」「マグノリアホール」
        港区芝公園3−3−1  03−3432−1111
◆ アクセス:地下鉄・三田線 御成門駅 徒歩1分
        地下鉄・浅草線、大江戸線 大門駅 徒歩7分
        JR・東京モノレール 浜松町駅 徒歩10分
 
ホテルへの直接のお問い合わせはご遠慮ください。
お問い合わせ連絡先は協会事務所 042−541−7353
 
◆ 入場券:2,000円 豪華な賞品が当たる抽選券付きです。
 賞品の例:東京ーメキシコ往復航空券・ペアホテル宿泊券
                   ペア食事券・パールネックレス・スペイン語講座受講券
                   液晶テレビ etc.
 
音楽は午後1時、抽選会は午後3時に始まります。
 
<H.Takahashi>
 







Oct.04. 憩の園 第41回慈善バザー
サンパウロの憩の園では、天候に恵まれた815()16()2日間、
満開の桜の下にて恒例のバザーを開催しました。
遅ればせながらご報告します。
(9月在日協事務局掲示板でも紹介しました:写真)
 
ブラジルは景気が悪いと言われていますが、、人出もまずまずで、
売れ行きも昨年並みに好調でしたm(__)m
 
冒頭で「満開の桜の下にて・・・」と書きましたので、
お察しいただいていることと思いますが、南半球の8月は冬です。
日本で言えば2月とお考えいただければ良いかと思います。
従いまして、毎年8月に開催されるバザーでは、園内の桜が満開になります。
 
今年は「Linha do Tempo」をテーマに、新たに憩の園の歴史紹介ブース
設置されました。
在日協事務局掲示板の写真では、右下がその紹介写真になります。
写真に写っているのは、憩の園の生き字引的存在の 吉安 園子 救済会会長です。
 
  吉安 園子 救済会会長
 
会長は、この企画について、ニッケイ新聞社の取材で
以下のようにコメントしています。
 
「協力者の皆さんへの感謝の意味も込めて。高齢者介護だけではなく、
 住みよい地域づくりを目指して行なっている啓蒙活動のことにも触れた。」
 
〜ニッケイ新聞2015年8月4日〜
 
 
バザーでは毎年、野菜・果物や日本食、入園者の手作り作品などが販売されます。
大きなメロンが8レアル(815日のレート 1レアル=3565円)約280円です。
ブラジルの果物は新鮮でとてもおいしいです。お買い得ですね!
 
ユニークなのは、お餅です。
毎年”ともちゃん”と言う餅つきグループがバザーに参加します。
お餅は始め少し機械でつき、その後臼と杵でつきます。
つきたての餅は丸めて10個をパック詰 めして販売します。
お餅にはあんこを入れたり、きな粉をかけることがありますが、
今年は醤油と砂糖で甘辛の焼き餅にしました。
10個の焼き餅が入ったパックは18レアル 約640円です。
予約制で1時間30分程待って10個入りパックを持ち帰る人が多かったようです。
売れ行きは良く、憩の園の職員は買えなかった人が多かったと聞いています。
 
以前、日系人でないブラジル人にあんこを試食してもらったところ、
奇妙な表情をされてしまいました。
お口に合わなかったようです。
お醤油とお砂糖の甘辛味 の方が好まれるのではないでしょうか? 
 
ブラジルで餅つきが行われ、お餅を好んで食べていただけるなんて・・・
何だか嬉しくありませんか?
どうぞ喉につかえないようにお召し上がりください!







Aug.12. マツリダンスとボンダンス
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猛暑が続いています。
夏といえば、今 日本各地で開催されている盆踊り(夏祭り)や花火大会!!
まさに日本の夏を彩る風物詩ではないでしょうか。
 
ブラジルの日系社会でも、伝統的な盆踊りは大切に受け継がれています。
そして今、老若男女・日系人・非日系人を問わず、
熱狂的に支持されているのが「マツリダンス」です。
これは、日本の盆踊りを基にした単純な振付で、軽快なJ−POPに合わせて
踊るものです。
ブラジルで進化した盆踊り(ボンダンス)と言っても良いのでしょうか!?
 
ある日系人コミュニティのイベントでのこと…
すべての演目の終了後、大音響で音楽が流れ始めると、
会場にいた観客や出演者が大きな輪を作り、
そこへ屋台の売り子までが飛び入りで加わり、踊り始めたそうです。
 
写真ではわかりにくいかもしれませんが、沢山の人が熱狂的に踊っています。
その場にいたら「踊らにゃ、損、損」と思わず踊りの輪の中に
入ってしまいそうです。さすがサンバの国ですね。
 
この夏の時期(ブラジルは冬)にブラジルを訪れたら、
冬のカーニバル(ブラジルは夏)とは違う熱狂に包まれるかもしれません。
 
ぜひ一度体験されてみてはいかがでしょう(^^)
 
〈ご参考: 朝日新聞デジタル Aug.14.2014
 
 
〜 日本の伝統的な盆踊りの風景 〜
 







Jul.12. ブラジル日系人との絆
もうすぐ梅雨も明け暑い夏が訪れますが、皆様にはお変わりなく
お過ごしのことと拝察申し上げます。
 
さて、7月の在日協掲示板では、ブラジル日系人のH.Watariさんが
描かれた朝顔の絵を紹介しています。
昨年、カトリック教会のカレンダーにも採用されたものです。
 
朝顔は、夏を代表する花と言っても過言ではないでしょう。
子供の頃には、今も昔もほとんどの方が、夏休みの宿題で
観察日記を書いたのではないでしょうか。
 
この朝顔が、日本に伝えられたのは奈良時代の頃で、
元々は遣唐使が薬用種子として持ち帰ったのだそうですね。
それがやがて観賞用としても好まれるようになり、
江戸時代に様々な園芸品種が生まれ、
現在に至っているようです。
 
つるを伸ばす性質は、昔から日よけとして利用されるなど、
朝顔は日本の文化に深く溶け込んでいる伝統的な植物と
言えるでしょう。

朝顔の花言葉は「固い絆」。
支柱にしっかりとツルを絡ませることにちなみます。

遠いブラジルに離れていても、ブラジル日系人の祖国や同胞を
思う気持ちは私たちと一緒です。
この固い絆を大切に守り、さらに育てていくお手伝いをするのも
私たち在日協の役目ではないかと思っています。

ブラジル救済会 憩の園 在日協力会