秋篠宮ご夫妻は、10月のブラジル訪問時、憩の園を慰問して下さいました。
現地の邦字新聞はもとより、国内でも読売新聞などにその様子が
報じられましたのでご紹介いたします。
(画像記事は読売新聞2015.11.22 日曜版)
ニッケイ新聞(サンパウロ)より 2015.10.31
秋篠宮両殿下は29日午前、グアルーリョス市にある老人ホーム
「救済会・憩の園」を訪問された。
歴史資料室をご見学、ご記帳後、大ホールで入園者代表による
花束贈呈が行なわれた。
両殿下が自ら手を取られ声をおかけになると、
感激のあまり涙ぐむ入園者が続出した。
入り口では、約100人の同園関係者らが日伯両国の国旗小旗を振り、
歓声を上げて迎えた。
正面玄関手前ある救済会創立者の一人、渡辺マルガリーダの石碑前で降車された。
吉安園子救済会会長が役員らを紹介。
老人棟に両殿下のお姿が現れると、朝7時からスーツやドレスを着て待機していた
入園者66人、および職員らから歓声が上がった。
入園者代表として、森井園子さん(89、東京)が花束を差し出すと、
紀子さまは同じ目線まで姿勢を低くしてお受け取りになった。
感激で涙を流す森井さんが紀子さまと握手し、大きな拍手が起こった。
続いて秋篠宮さまも進み出られて握手され、森井さんは大きな笑顔を見せた。
両殿下は二手に分かれて入園者一人ずつに声をかけられた。
最前列の久森繁雄さん(76、二世)は
「ぼくも日本人として殿下に会えたことがとても嬉しい」
と話し、
斎藤しづ子さん(89、静岡)は
「何歳のときにブラジルに来ましたか?と尋ねてくださいました」
と涙とともに語った。
サンパウロ新聞 2015.11.23
「秋篠宮ご夫妻を特別撮影 憩の園入居者の高山晴郎さん」