救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Apr.12. ブラジルの結婚式(協力会入会のご案内)

さわやかな春が訪れ、新年度がスタートいたし
ましたが、 皆様如何お過ごしでしょうか。
 
さて、4月の事務局掲示板では、憩の園に
勤務されている看護師さんの結婚式を
紹介しています。
 
ブラジルの結婚式は、通常 教会で行われ
ますが、写真からもお分かりいただけます
ように、教会以外で行われることもあります
 
日本でも由緒あるお宅やレストランなどで、
人前結婚式や披露宴を行うことがありますね。
 
日本のようにしっかりした招待客名簿がある
わけではなく、参加者が家族を伴い、
ラフな服装で自由に参加しています。
 
ブラジル式の結婚式に、
写真の中で参列してみませんか?
 
なお、2015年度 憩の園協力会 会員
募集いたします。
ぜひ温かいご支援を頂戴できましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
 
救済会憩の園 在日協力会
 







Mar.09. 憩の園資料室
先月下旬に、北陸地方・四国地方・中国地方・山口・九州北部地方で、
春一番が吹いたとの発表が各気象台からありました。
三寒四温を繰り返し、春の足音が聞こえ始め、桜の開花が待ち遠しい
今日この頃です。
 
 
さて、3月の憩の園在日協力会事務局 掲示板では、
2008年7月に 憩の園園内に設置された
「憩の園資料室(Sala de Documentacao IKOI NO SONO)」
を 紹介しています。
 
「憩の園資料室」は、設立50周年記念事業の一環として建設された
「宮腰千葉太多目的ホール(Pavilhao Comunitario Chibata Miyakoshi)」
同時に2008年に完成しました。
憩の園を訪れた皆様に、渡辺トミ・マルガリーダ(憩の園創立者)、そして
救済会や憩の園の歴史が一目見てわかるような展示を実現したいという思いを込めて、
構想から11年かけて完成した価値ある資料室です。
 
掲示板の写真はあまり写りが良くないのでわかりにくいかもしれませんが、
資料室には多くの貴重な写真・資料が展示されていて、
まさに眺めているだけで憩の園の歴史が伝わってきます。
 

憩の園は、2013年に創立55周年(救済会60周年)を迎えましたが、この間
ブラジル日系社会の高齢者福祉において、大きなな役割を担ってまいりました。
その長い歴史の中で、3度皇室をお迎えする栄に浴しましたことは、
特筆すべきことではないでしょうか。
資料室にはその当時の写真なども展示されています 
 
天皇皇后両陛下は、1997年に再び憩いの園に足を運んで下さり、
入園者一人一人に心温まるお声を掛けていただきました。
皆、大きな感動に包まれ、生涯の思い出となりましたのは
言うまでもありません。
 
この資料室はどなたでも見学することができますが、
日本から訪問するには少々遠いところが難点ではあります。
しかし、もしサンパウロを訪れる機会がありましたら、是非憩の園へ
足を伸ばしていただき、資料室を見学していただきたいと思います。
 
憩の園入園者ならびにスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

1978年
皇太子ご夫妻(現 天皇皇后両陛下)ご来園
右端は憩の園 創立者 渡辺トミ・マルガリーダ
 
1995年
憩の園を慰問された紀宮さまをお迎えする
渡辺トミ・マルガリーダ(当時95歳)
 
1997年 
再び憩の園へ足を運ばれた両陛下
 
写真:ニッケイ新聞から
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2013/131221-e4colonia.html







Feb.03. Museu da Imigração(移民博物館)
ブラジルは、日本人はもとよりポルトガル、イタリア、ドイツをはじめ
多くの国の人々を移民として受け入れ、多民族社会・多文化社会を
形成してきました。
 
サントス港に着いた移民の方々が移民列車に乗り、最初に辿り着いた
のがHospedaria de Imigrantes(移民宿泊所)』です。
長い航海を終えてブラジルの土を踏み、ようやく旅装を解いた場所
です。
ここから移民の方々は、それぞれの配属地に散って行きました。
 
 
1998年、かつての移民宿泊所を『Museu da Imigração(移民博物館)』と
してオープンしました。サンパウロにやってきた移民の歴史がわかる
ように、博物館の内外にたくさんの移民にまつわる展示がありますので,
当時の雰囲気を味わうことができます。
 
データベース化された移民名簿を閲覧することも可能ですので、
かつての同船者を探す光景も多く見られます。
 
 
また、土・日・祝日だけですが、当時の移民列車に乗ることもできます。列車の中ではアトラクションもあり、観光者は楽しいひとときを過ごせます。
しかし、当時の移民の方々は、これから始まる移民生活に期待と不安を
抱きながら、どのような思いで車窓からブラジルの大地を眺めていたの
でしょうか?
 
 
敷地内には当時の移民の家( 小屋)が再現されています。
現在の住宅からはあまりにもかけ離れているものです。
庭には、日本人少女4人の等身大の写真が設置されていますが、
果たして彼女たちのその後の人生はどのようなものだったでしょう・・・
 
今月の在日協事務局掲示板で、移民博物館を訪ねた際の写真を
掲載しています。
当時の移民の方々の心情や生活を考える機会にしていただけましたら
幸いです。 
 







Jan.01. 謹賀新年 Feliz ano novo!
明けましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

さて、南半球のブラジルは、ダリアが咲く暑い夏に新年を迎えます。
写真のダリアの絵は、ブラジルの日系人が描いたもので、
カトリック協会のカレンダーに使われています。
年明け早々、日本列島は寒波に見舞われていますが、真っ赤なダリアの花で、
皆様を少しでも暖かくできましたら幸いです。

今年も憩の園へのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

Desejamos que este ano seja feliz e chieio de alegria para voce e a sua familia.







Dec.08. サンパウロの憩の園も もうすぐXmas!!
憩の園在日協力会事務局の掲示板では、憩の園の広い園内を紹介しています。
中央の写真は地域の方にも利用していただいている多目的ホールです。
グアルーリョス市の地域福祉に貢献するために、創立50周年を記念し
2008年にオープンしました。
ここでは、
バザーほか各種イベント、介護講座など、さまざまな催しが
開催されています。
憩の園は地域にとってなくてはならない福祉の拠点です。
 
園内でバーベキューができる老人ホームは日本では殆どないのでは
ないでしょうか?
広大な敷地の園内のどこかで常に花が咲き、実がなっています。
 
南半球のブラジルは、今夏に向かっていますので、落ち葉が舞う
日本とは真逆で新緑が目にまぶしい頃でしょう。
 
師走に入り、日本列島は寒波が到来し、一気に冬の様相を
呈してきましたが、まもなく楽しいクリスマス。
カトリックの国 ブラジルでも、皆さん盛大にクリスマスを祝います。
憩の園でも同様で、入所者にとって一番楽しい季節です。
 
でも、北半球に住んでいる我々にホワイトクリスマスではなく、
「暑いクリスマス!」を想像することはできませんね(;^_^A
 
新年までもうすぐとなりました。
皆様、どうかよいお年をお迎え下さい!!
 
写真:ニッケイ新聞社HPより