救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
2016/08/28 16:10:17|ニュース
【NEWS】憩の園へ3千レアル寄付(サンタイザベル婦人会)
サンタイザベル婦人会の皆様、ご厚情を賜りまして
誠にありがとうございます。 
そして、70年間お疲れ様でした。


ニッケイ新聞 2016年8月27日 ←クリック
サンタイザベル婦人会解散  憩の園へ3千レアル寄付
60年の歴史に幕閉じる 


聖市東部にある「サンタイザベル婦人会」及び同「親睦会」が
解散するのに伴い、積立金3千レアルを寄付するため、
聖市文協内にある救済会(佐藤直会長)の事務所を12日に訪れた。

同婦人会は1956年設立され、最盛期には会員は60人を越えた。
会館こそ持たなかったが、場所を借用してバザーやビンゴ大会を催し、
同地日系人の親睦の場を提供していた。だが、高齢化や後継者不足により
会員数が激減。10年前からは活動がほぼ休止状態で、会長や副会長が
亡くなった後、代わって引継ぐ会員もいなくなってしまったという。

同会で長く会計を務めてきた伊津野清美さん(74、二世)は、
「先人たちががんばって貯めてくれたお金。少しでも役立てるように
 しなければと思い、ごく僅かですが寄付できれば」

と小切手を手渡した。

佐藤会長
「我々も色々なイベントを催して支援を募り、なんとかやってきている。
 そんななか、大変有難い話だ。今後も困っている人に手を差し伸べられる
 様に尽力したい」

として感謝を述べた。

伊津野さん
「先人の努力の賜物で、資金繰りが苦しいなかでも、
 なんとか続けてくることができた」

と振り返り、
「小さな会だったけど、揉め事もなく円満で楽しい婦人会だった。
 解散するにあたって、皆と相談して本日来ました」

と涙を浮かべながら寂しそう語り、70年の長い歴史にひっそりと
幕を下ろした。







2016/08/06 18:29:37|ニュース
【NEWS】いきいき体操教室 DVD第1弾を発売
サンパウロ新聞2016.07.26より

「いきいき体操教室」の講師で社会体育の専門家の赤羽玲子さん(58、山形)がDVD第1弾を発売し、ブラジル日本文化福祉協会・社会福祉委員会の吉岡黎明氏と案内に来社した。

 いきいき体操は「姿勢と呼吸」を軸に、ピラーティス、ヨガ、有酸素運動や体操など様々な要素を組み合わせた身体のコンディションを本来の状態に整え戻すためのトレーニング。DVDは、足が不自由で教室に通えない人や、遠方に住んでいて参加できない人向けに作られ、その他にも「家でDVDを見て家族と一緒にやってみてほしい」と赤羽さんは呼び掛けた。

 いきいき体操教室の参加者も年々増えており、効果が出ているのを実感しているという。赤羽さんは「週に1回の教室に1カ月通うだけで、身体が変わる人もいる。正しい知識を学び、姿勢と呼吸を変えて身体を動かせば、誰でも身体を蘇らせられるということを一番伝えたい」と語った。

 DVDは約80分間で日伯両語が選択可能。1枚30レアルでサンパウロ市リベルダーデ区の文協事務局と、グアルーリョス市アグア・シャッタ区の憩の園で購入できる。

 また、文協ビル内で毎週月曜日の午前9時半から同11時半までと、火曜日の午後2時から同3時半まで行われている「いきいき体操教室」には60歳以上で、医師の運動許可書があれば誰でも参加できる。見学や体験も行っているという。


元救済会 会長の吉岡氏(左)と赤羽氏(右)








Aug.03 青少年福祉センターチャリティ大バザー

青少年福祉センターチャリティ大バザー

 日時:7月10日(日) 10:30-15:30

 場所:聖心インターナショナルスクール
 


 既報の通り、憩の園 在日協力会(以下、在日協)は、チャリティ大バザーに
出店いたしました。

在日協で販売しましたのは、定番のブラジルふきん、テーブルクロス、
憩の園利用者さんの手作り土瓶敷、プロポリス石鹸、チョコレート、
インスタントコーヒー、コーヒーキャンディなどです。

ブラジルに滞在していた方や旅行でブラジルを訪問された方に
チョコレートなどはとても好評で、懐かしがって下さいました。
その他の食料品も大人気で、おかげさまで完売でした。

当日は、少しでも多くの方に憩の園の存在を知っていただきたく、
パンフレットや「コラソン(最新版)」をお配りいたしました。
サンパウロに日系老人ホームがあることをご存じでない方も
多くいらっしゃいましたので、とてもよい機会になりました。


この日は終日晴天に恵まれ、バザー全体としても大盛況でした。
様々なお買い得商品、衣類、雑貨、家庭用品、
そしてお子様向けのゲームやおいしいお食事などなど、
とにかくバラエティに富んだ内容で、私共も楽しく過ごさせていただきました。

ただ・・・
ラッフル券付入場券の抽選では、自転車、テレビ、食事券など
豪華な賞品がずらりと並びましたが、在日協関係者は全員
「抽選の神様」から見放されてしまいました(;^_^A

 

2年に1回開催されるバザーですが、秋に開催されるラテンアメリカ婦人協会主催
のバザーとは一味違います。
バザーに出店させていただいたことに心より感謝申し上げます。

在日協では、一人でも多くの方に、憩の園の存在を知っていただきたいと
願っております。どうかご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

憩の園 在日協力会
H.Takahashi

  








2016/07/28 22:31:00|ニュース
【リオ五輪News】サッカー日本代表
ニッケイ新聞より ←クリック

カレーとおはぎ差し入れ  初戦地マナウス日系社会から

日本代表が2試合を戦うアレーナ・アマゾニア

日本代表が2試合を戦うアレーナ・アマゾニ2

 【マナウス発】リオ五輪開幕を前に、サッカー日本代表が初戦、第2戦を行うアマゾナス州マナウス市では、地元の日系団体などが慌ただしく準備を進めている。できる範囲で選手たちをサポートしようと、日本食の差し入れのほか、サポーターに青いゴミ袋を配る計画もある。
 マナウスでは、開会式に先立つ来月4日に対ナイジェリア戦、7日に対コロンビア戦が行われる。選手たちが滞在するホテルでは、代表側から日本食の要望を受けたという。担当者は「用意できないものもありまだ調整が必要だが、出来る限りのことはしたい」と話す。
 同じく、手倉森監督がマナウスに視察へ来た際に日本食のリクエストを受けたことから、アマゾナス日系商工会議所ではカレーライスとおはぎの差し入れをする予定だ。
 西部アマゾン日伯協会は、サムライブルーにちなみ、青いゴミ袋をサポーターに配る計画。試合後にはスタジアムのゴミを拾ってもらう算段で、2年前のブラジルW杯でも日本のサポーターが行い話題となった。
 マナウスの高温多湿の気候は日本代表には不利と言われる中、現地在住サポーターの期待は高い。2試合とも観に行くという会社役員梅津久(うめつ・ひさし)さん(67)は「試合が行われる夜には多少涼しくなるはずだから、あとは湿度だけ。なんとか勝ってもらいたい」と話す。
 在マナウス総領事館は、応援用に日の丸の旗を貸し出す。現地の情報発信のため、短期滞在者には「たびレジ」、長期滞在者には在留届を提出するよう呼びかけている。(菅野麻衣子通信員)








2016/07/28 22:29:04|ニュース
【リオ五輪News】 体操日本代表が事前合宿公開
ニッケイ新聞 7月26日より ←クリック
取材に応じる内村主将

リオ五輪で12年ぶりの団体金メダルを目指す体操男子日本代表が24日、事前合宿地の聖州サンベルナルド・ド・カンポ市内でメディア向けに公開練習を行なった。主将の内村航平選手は「心身ともに良い状態。(団体金に向け)自信はかなりある」と語り、順調な仕上がりをアピール。選手らは今日26日にリオ入りし、来月6日の団体予選から本大会に臨む。

あん馬の試技に取り組む期待の若手、白井選手
あん馬の試技に取り組む期待の若手、白井選手


 リオ五輪の代表メンバーは主将でエースの内村を始め、加藤凌平、山室光史、田中佑典、白井健三の5選手。五輪経験者や種目別の世界王者など有力選手が連なるため、団体の金メダルが期待されている。獲得すれば3大会ぶり。
 選手団は21日、事前合宿地の聖州に到着した。サンベルナルド・ド・カンポ市を拠点に調整中で、24日にはメディア向けに練習が公開された。前日までは最高気温が20度を下回るような冷え込みの聖市近郊だったが、同日の日中は暖かい気候に恵まれた。
 時差ボケ調整など、当国に慣れることが目的の事前合宿だったが、温暖な環境下とあって体を動かしやすく、内村選手などは全種目の通し練習を行なうなど充実した調整ぶりだった。また伯国代表アルトゥール・ザネッティのコーチ、ゴトウ・マルコスさんも現場を訪れ、日本選手団と談笑する場面もあった。
 練習後、取材陣に応じた内村主将は「日本との温度差にも驚いたし時差ボケもあった」と話し、「一日休暇を取り、体調も良くなった。五輪は3回目とあって自然体で臨めている」と手応えを口にした。
 練習公開は一般向けではなかったが、調整を終えた後は、観戦に訪れた地元市民らの記念撮影にも快く応じ、終始和やかな雰囲気で練習を終えた。「地元のちびっ子など観戦者がいて拍手もあり、試合に近い状態でできて良かった。夢を与える機会にもなったかな」とコメント。
 日系人や親日家が多い当国に対しては、「多くの声援を頂ける分、感謝の気持ちを演技で伝えたい。ぜひ、もっと応援してもらいたいし、結果で期待に応えなければ」と決意を語った。
 「今まで以上に団体の金メダルがほしい。自信はかなりある」と語り、「他の4人も各々のペースで調整している。リオ入り後、さらに気持ちや調子が高まるだろう。このまま焦らずに体調を整えることを大事にしたい」と、静かに闘志を燃やした。