サンタイザベル婦人会の皆様、ご厚情を賜りまして
誠にありがとうございます。
そして、70年間お疲れ様でした。
ニッケイ新聞 2016年8月27日 ←クリック
サンタイザベル婦人会解散 憩の園へ3千レアル寄付
60年の歴史に幕閉じる 聖市東部にある「
サンタイザベル婦人会」及び同「
親睦会」が
解散するのに伴い、積立金3千レアルを寄付するため、
聖市文協内にある救済会(佐藤直会長)の事務所を12日に訪れた。
同婦人会は1956年設立され、最盛期には会員は60人を越えた。
会館こそ持たなかったが、場所を借用してバザーやビンゴ大会を催し、
同地日系人の親睦の場を提供していた。だが、高齢化や後継者不足により
会員数が激減。10年前からは活動がほぼ休止状態で、会長や副会長が
亡くなった後、代わって引継ぐ会員もいなくなってしまったという。
同会で長く会計を務めてきた
伊津野清美さん(74、二世)は、
「先人たちががんばって貯めてくれたお金。少しでも役立てるように
しなければと思い、ごく僅かですが寄付できれば」と小切手を手渡した。
佐藤会長は
「我々も色々なイベントを催して支援を募り、なんとかやってきている。
そんななか、大変有難い話だ。今後も困っている人に手を差し伸べられる
様に尽力したい」として感謝を述べた。
伊津野さんは
「先人の努力の賜物で、資金繰りが苦しいなかでも、
なんとか続けてくることができた」と振り返り、
「小さな会だったけど、揉め事もなく円満で楽しい婦人会だった。
解散するにあたって、皆と相談して本日来ました」と涙を浮かべながら寂しそう語り、70年の長い歴史にひっそりと
幕を下ろした。