救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Nov.03. 日本・ラテンアメリカ婦人協会主催チャリティバザー

日本・ラテンアメリカ婦人協会主催の恒例のチャリティバザーが
10
月24日(月)にグランドプリンス新高輪ホテルにて開催されました。


このバザーは、毎年芝の東京プリンスホテルで開催されるのが
恒例でしたが、今年は耐震工事で休業のため会場変更となった
経緯があります。

初めての場所なので、開催時間が少し遅くなったり、多少の戸惑いは
ありましたが、豪華な会場に多くの方が参加されて大盛況でした。

 

既報の通り、憩の園在日協力会も例年通り参加し、定番のブラジル製品
および入居者の手作り作品等々を販売しました。
毎年ご贔屓にしていただいている品物をお求めに来て下さる方も
多くいらっしゃいます。1
年ぶりの再会をお互いに喜び、
しばし語らいの場になるのもバザーの大きな楽しみです。


おかげさまをもちまして、ブラジルの食品類、憩の園入居者による
手作り毛糸の靴下は完売しました。作製された入居者に伝えると、
きっと励みになり、来年に向けて靴下編みに一層力が入るのではないか
と思います。
寒さに向かう折、入居者の方々の真心のこもった靴下で
暖を取るのに少しでもお役に立てましたら幸いです。

 

バザー会場では、憩の園をより多くの方々に知っていいただくために
パンフレットを配布させていただきました。
日本で憩の園の存在が少しずつ浸透することを心から祈念します。


憩の園在日協力会のブースへお立ち寄りいただきました皆様へ
心より御礼を申し上げます。


ブラジル社会福祉法人救済会 憩の園は、多くの方々のご協力 ご支援を
賜っておりますことを、改めて感じた1日でした。

憩の園在日協力会








2016/10/03 22:27:00|ニュース
【News】 三水会 様 より憩の園へご寄付
三水会 様より救済会憩の園へご寄付をいただいたことが、
サンパウロのニッケイ新聞が報じて下さっています。
心より厚く御礼を申し上げます。

《2016年9月30日ニッケイ新聞より》 ←クリック 







Oct.03. フェスティバル ラティノアメリカーノ2016

日本・ラテンアメリカ婦人協会主催の
「フェスティバル ラティノアメリカーノ 
2016 チャリティーバザー」
下記の通り開催されますのでご案内申し上げます。


バザーでは、中南米及びカリブ諸国のお料理や、
各国特産の珍しい民芸品・コーヒー・ワイン・その他沢山の品々を
準備いたします。
また豪華な賞品が当たる恒例の抽選会もありますので、
きっとお楽しみいただけるかと存じます。

もちろん憩の園在日協力会も、ブラジルのお菓子やふきん・テーブルクロス、
入園者の手作り作品などを取り揃え、今年も出店いたします。

 

ラテン音楽や踊りを生でお楽しみいただき、中南米諸国を旅行している気分を
味わってみませんか?

 

 なお、入場券代、バザーの純益は中南米及びカリブ諸国の福祉友好親善の
諸事業や国内にて支援をしている団体への助成などにあてられ、大きな役割を

果たしております。
憩の園在日協力会は毎年助成金をいただき、憩の園入園者の福祉の向上に
役立たせていただいております。

 

   日 時:10月24() 12:00〜16:30

   場 所:グランドプリンスホテル新高輪 飛天

         港区高輪3-13-1 ☎03-3442-1111

         JR線・京急線の品川駅(高輪口)から徒歩約5

         都営地下鉄浅草線高輪台駅から徒歩約3

   入場券:2,000円 抽選券付き(入場券は当日会場でも販売しております)

   連絡先:日本・ラテンアメリカ婦人協会事務所(042-541-7353) 
         ※ホテルへの直接のお問い合わせはご遠慮ください

 
毎年東京プリンスホテルで開催しておりましたが、今年は耐震工事中のため
使用できません。会場が変更になりましたのでご注意ください

多くの方のご来場をお待ちしております。


憩の園在日協力会







Sep.04. 憩の園の聖火リレー

リオオリンピックは開会式も閉会式もすべての場面でブラジルらしい
演出が随所に見られて、期間中は心から楽しむことが出来ました。
日本選手団も過去最多の41個のメダルを獲得するなど大活躍で、
日本のみならず世界に感動を届けてくれましたね。

選手の皆様、本当にありがとうございました。

次の開催地東京へのバトンタッチも楽しく滞りなく行われました。

就任されて間もない小池都知事が、五輪旗引き継ぎを立派に
果たして下さっただけでなく、なんとマリオに扮した安倍首相が、
ドラえもんが用意した(!?)ドカンから登場するなど、

大いに世界を沸かせてくれました。

日本が誇るアニメが、いかに多くの国で愛されているかを示した

瞬間でもあったように思います。
五輪を通じて、日本という素晴らしい国を世界中の人々に
理解していただけると良いですね。


さて、そんな感動のシーンが繰り広げられる中、憩の園でも楽しい
イベントが行われました。それは、利用者さんと職員さんの
「手作りのオリンピック聖火リレー」です。
今月の在日協事務局掲示板ではその様子をお伝えしています
(写真ご参照)

ご覧の通り、利用者さんも楽しんでいらっしゃいますが、
職員さんはそれ以上に楽しまれているように映ります(;^_^A
ブラジルらしい明るさ、陽気さが写真を通して伝わってきますね。

ブラジルは日本と季節が反対なので、この時期桜の花を満喫
出来ます。憩の園の園庭も、オリンピックを祝福するように
桜とイペーが満開でした。


さぁ、まもなくパラリンピックが開催されます。
また寝不足が続きそうですが楽しみですね。


(在日協事務局 H.Takahashi)









2016/08/28 16:10:17|ニュース
【NEWS】憩の園へ3千レアル寄付(サンタイザベル婦人会)
サンタイザベル婦人会の皆様、ご厚情を賜りまして
誠にありがとうございます。 
そして、70年間お疲れ様でした。


ニッケイ新聞 2016年8月27日 ←クリック
サンタイザベル婦人会解散  憩の園へ3千レアル寄付
60年の歴史に幕閉じる 


聖市東部にある「サンタイザベル婦人会」及び同「親睦会」が
解散するのに伴い、積立金3千レアルを寄付するため、
聖市文協内にある救済会(佐藤直会長)の事務所を12日に訪れた。

同婦人会は1956年設立され、最盛期には会員は60人を越えた。
会館こそ持たなかったが、場所を借用してバザーやビンゴ大会を催し、
同地日系人の親睦の場を提供していた。だが、高齢化や後継者不足により
会員数が激減。10年前からは活動がほぼ休止状態で、会長や副会長が
亡くなった後、代わって引継ぐ会員もいなくなってしまったという。

同会で長く会計を務めてきた伊津野清美さん(74、二世)は、
「先人たちががんばって貯めてくれたお金。少しでも役立てるように
 しなければと思い、ごく僅かですが寄付できれば」

と小切手を手渡した。

佐藤会長
「我々も色々なイベントを催して支援を募り、なんとかやってきている。
 そんななか、大変有難い話だ。今後も困っている人に手を差し伸べられる
 様に尽力したい」

として感謝を述べた。

伊津野さん
「先人の努力の賜物で、資金繰りが苦しいなかでも、
 なんとか続けてくることができた」

と振り返り、
「小さな会だったけど、揉め事もなく円満で楽しい婦人会だった。
 解散するにあたって、皆と相談して本日来ました」

と涙を浮かべながら寂しそう語り、70年の長い歴史にひっそりと
幕を下ろした。