救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
憩の園のひなまつり
最初の日系移民を乗せた笠戸丸が、南米ブラジル サントス港に到着してから110年。日系社会では、日本の文化が今なお継承され続けています。

3月3日の桃の節句「ひなまつり」もその1つです。
憩の園のお年寄りも「ひなまつり」を楽しみます。
在日協力会の事務局掲示板(上の写真をご参照)で紹介していますが、憩の園にはご寄贈いただいた立派なひな壇もあります。

七段飾りなどは、日本でも住まいの事情で見かけることは少なくなりましたが、日本人として共に守っていきたい大切な行事ですね。










Paella Solidária em prol do Ikoi-no-Sono
ご承知の通り、憩の園(ブラジル サンパウロ市)は、ブラジル社会福祉法人救済会が運営する日系老人ホームです。

ブラジルには日本のような介護保険制度はないので、政府からの財政的な支援はありません。入園者が負担する園費や支援者の会費・寄付金、バザーやイベントの売上などで運営しています。

満額の園費を支払える入園者は少なく、また日系一世の支援の減少により、憩の園の財政は慢性的な赤字に陥っています。

そこで、救済会では、地域交流を兼ねたいろいろなイベントを企画しています。日本食の「すき焼き」や「手巻き寿司」を楽しむ企画など、これまでに開催したイベントは、いずれも大好評でした。

今月開催される写真のイベントは、バンドの生演奏付きでスペイン料理のパエリアを楽しむ企画とのことです。
ご盛会をお祈りしたいと思います‼

日時:2019年2月24日(日)12時〜
Dia 24 de fevereiro dw 2019-domingo.
A partir das 12h00.
場所:ニッケイパレスホテル(サンパウロ)
No Nikkey Palace Hotel.
Rua Galvão Bueno 425 Liberdade.







FELIZ ANO NOVO


 







第51回 社会貢献者表彰式典

さる1126日(月)に、帝国ホテル東京に於いて、第51回社会貢献者表彰式典が開催されました。

本表彰は、公益財団法人社会貢献支援財団が、社会の分野で顕著な功績を挙げられながら、社会的に報われる機会の少ない方を対象に表彰を行っているものです。

今回、救済会「憩の園」は、認定NPO法人NGOブラジル人労働者支援センター様のご推薦によりこの栄誉にあずかり、常任理事 相田 祐弘 氏が式典にご出席されました。

 

その後、12月2日(日)には憩の園在日協力会 全スタッフが勢揃いし、相田氏の慰労を兼ねて親睦会を行いました。
相田氏より憩の園の現状をお伺いでき、とても有意義なひとときとなりました。

さて、今年も早いもので何かと忙しい師走に入りました。
12月だというのに20℃超の暖かい日があったりしていますが、このような異常気象がもたらすのか、今年は自然災害の多い年でした。
来年は平穏な年になりますことを心から願っております。


まもなく干支は「戌」から「亥」へ変わり、平成も新元号へと移行します。
来年も憩の園在日協力会をよろしくお願い申し上げます。

在日協力会 高橋 久子

※写真 : 一部公益財団法人社会貢献支援財団ホームページより
http://www.fesco.or.jp/








【ご報告】フェスティバル ラティノアメリカーノ 2018 チャリティーバザー

おかげさまをもちまして、南米バザー(10/22)も無事終了いたしました。

当日は、例年通り多くの方にご来場賜り、大盛況でした
写真から、会場の熱気を感じていただけますでしょうか。

 

在日協は食品では定番のチョコレート、コーヒーキャンディ、バナナータ、インスタントコーヒー、ブラジル製品ではふきん、プロポリス石鹸、テーブルセンター、手作りのお人形さん、憩の園入居者手作りのモップ、毛糸の靴下などを販売しました。
食品は瞬く間に完売で、その他のものも売れ行きは好調でした。
毎年、憩の園の販売品を求めてお越しいただく方々が多くいらっしゃいます。
本当にありがとうございます。心より御礼を申し上げます。