救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
第15回チャリティ大バザー参加の報告

今年、60周年という節目を迎えられた社会福祉法人 青少年福祉センターですが、7月22日(日)に聖心インターナショナルスクールにて第15回チャリティ大バザーが盛大に開催されました。
このチャリティ大バザーは2年に1回開催されているイベントですが、憩の園在日協力会の出店も今回で4回目となります。
 
青少年福祉センターは、1958年に行き場のない戦災孤児のためにアパートの一間を借りて活動をスタートしました。
時代と共に社会のニーズも変化して、近年では親からの虐待などにより自宅で暮らせない児童や発達障害等を抱えた児童が急増し、親がいながら親元で暮らせずに入所するケースが増えています。
このような入所児童の変化は必然的に支援の内容の変化をもたらします。
物心両面のケアを視野に入れた支援をしていくには、指導員を増やしてきめ細やかな支援がますます必要です。
社会福祉法の改正により地域貢献事業を行うこととされ、行政からの補助金等はあるものの運営資金は今まで以上に必要です。

憩の園在日協力会は、青少年福祉センターの趣意に賛同し、微力ながら協力させていただくために出店させていただいております。
 
とても暑い日でしたが、たくさんの方が入場されて、スクールの外も内も大変な熱気に包まれました。
憩の園在日協力会は、バザー定番のブラジルのチョコレート、コーヒーキャンディ、バナナータ(ブラジルのお菓子)、イグアスコーヒー、プロポリス石鹸、ふきん、入所者手作りのモップ、毛糸人形の「すずきくん」を販売しました。

折しも秋篠宮家の真子様が日本人のブラジル移住110周年でブラジルをご訪問中で、在日協のブースに大きな関心を寄せてくださった方が多かったです。
憩の園の宣伝とブラジル製品の販売にも貢献していただくバザー出店となりました。

青少年センターのバザー担当の皆様、そしてご来場くださった多くの皆様方、ありがとうございました。

(H.Takahashi)







第15回チャリティ大バザー(7/22)

青少年福祉センターは、今年で創立60周年を迎えました。
その記念すべき年に開催されるチャリティ大バザーに是非ご参加下さい。


チャリティ大バザーは、2年に1度開催されていますが、
前回は700名余の方が来場されました。

堀り出し物が満載で、楽しいゲーム、おいしい食事も用意され、
抽選会では素敵な賞品が当たるチャンスがあります‼


憩の園在日協力会もこのバザーに参加し、ブラジル製品を販売します。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

<在日協の出品予定>

チョコレート、コーヒーキャンディ、バナナータ、インスタントコーヒー
ふきん、プロポリス石鹸、入園者作品等


 

「第15チャリティ大バザー」の概要

  • 目的:次世代を支える子供たちを心豊かに育てるために
  • 日時 22 日(日) 10:30〜15:00
  • 場所:聖心インターナショナルスクール   
       東京都渋谷区広尾4丁目3−1

         地下鉄日比谷線広尾駅4番出口(西麻布方面改札)    
  • 主催:(社福)青少年福祉センター後援会
  • 協賛:聖心インターナショナルスクール、聖心同窓会
  • 抽選券付きラッフル券(入場券):500円
    ※当日会場で購入できます 

https://sites.google.com/issh.ac.jp/eflsummerprogram/access







憩の園に咲く花々
花がきれいな季節になりました。
これからは紫陽花が見頃を迎えます。

憩の園の庭園でも、季節ごとに
実に多くの花を楽しむことができます。

憩の園に暮らすお年寄りが
心身ともに休まる環境を持続できるよう
在日協力会は活動を続けてまいります。

ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。



   







日野原 重明 先生を偲んで
昨年7月、105歳で天寿を全うされた日野原 重明 先生。

医師として生涯現役を宣言され、
多くの人々に力や希望を与え続けられました。



先生は97歳だった2008年に、
ブラジル日本移民100周年記念に際し、
「新老人の会」の方々とご一緒に訪伯され、

憩の園にもお立ち寄りいただきました。

在園者のお年寄りならびにスタッフ一同に
温かい言葉をかけて下さり、
庭園にブラジルの国花イペーを
植樹して下さいました。

「この花が咲く頃にまた参りましょう」
と仰って下さったことが記憶に深く残っています。


あれから10年…
イペーは3mの高さに成長しました。

先生はイペーの成長と憩の園を
今なお見守って下さっていると信じています。




在日協力会で発行している小冊子coracao最新号では、
この貴重な記録を綴っています。
ご興味のある方は、ぜひ在日協力会事務局へ
お問い合わせ下さい。

「憩の園」在日協力会事務局
TEL.03 3361 5679  infomailhisako@yahoo.co.jp 

ポルトガル語“coracao”の意味は「こころ」です。

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サンパウロの春
今年は春の訪れが早く、東京ではすでに花吹雪が舞っています。
これから入学式を迎える皆様には少し残念ですね。
 
ブラジル サンパウロでは、桜とイッペーの開花が春の訪れを告げます。
憩の園にも立派なイッペーの樹があり、在園者の皆さんは園内で花見を楽しむことができます。
「ブラジルの黄色い桜」などと形容されるイッペーの黄色い花は、ブラジルの国花です。
サッカーブラジル代表チームのユニフォームでもこの黄色はお馴染みですね。
しかし、イッペーの花色には、実は赤・紫・白・ピンクなどもあることをご存知でしょうか。
ピンクはまるで八重咲の桜のようですね。
 
しばしイッペーの花に見入っていただきたいと思います。