救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
日本の象徴  桜
世中にたえて桜のなかりせば 春のこころはのどけからまし
(在原業平)


古来より様々な名歌に詠まれ、日本人に愛されてきた桜。
今年は例年より早く満開を迎えましたが、新型コロナウイルスの猛威により、
ゆっくり花見を楽しむことができませんでした。

以前にもこのブログで紹介しましたが、南半球のブラジルでは秋に桜の満開を迎えます。
まもなく日本においても緊急事態宣言の発令があるようです。
秋に憩の園の桜が開花する頃には、世界に心からの笑顔が戻っていることを願ってやみません。

憩の園へマスクや消毒液などのご寄付をいただきありがとうございました。

 







今日は楽しいひな祭り
女の子の健やかな成長を祈る日本の伝統行事「ひな祭り」。
地球の裏側、ブラジル サンパウロの憩の園でも、ひな祭りは毎年行われます。

ひな祭りに欠かせない食べ物には、「ちらし寿司」「はまぐりのお吸い物」「ひなあられ」「菱餅」などがあり、それぞれに意味や由来が存在します。
憩の園では、写真のように「パン」と「梨」でお祝いですが、意味や由来があるかは定かではありません(笑)
しかし、日本の伝統行事を大切にし、次代へつなごうとする心は同じだと思います。


 







JICAの研修員国内受入事業
JICA(Japan International Cooperation Agency:国際協力機構)は、日本から海外へ人材を派遣するだけでなく、国内への研修員受入も事業として行っています。
昨年11月、この制度を利用して、憩の園のベテラン理学療法士が、高齢者ケアの研修に参加しました。今月の事務局掲示板では、来日した際の写真を紹介しています。
(事務局掲示板「事務局だより」写真ご参照)
南米でも人口の高齢化対策が大きな課題となっています。
日本で学んだことを活かしていただきたいと思います。

<研修概要>

  • 派遣期間:2019年11月4日〜12月5日
  • JICA横浜で10日間研修し、その後長野県佐久市に移動
    再び横浜に戻り、研修の総仕上げ
  • 研修先:佐久学園佐久大学 看護学部看護科
  • 研修生
    ブラジルから4名…理学療法士、医師、看護師、言語療法士
    アルゼンチンから1名…作業療法







謹賀新年 Feliz Ano Novo!







御礼 チャリティ・バザー
日本ラテンアメリカ婦人協会主催のチャリティー・バザー(11/25)は、今年も盛会のうちに幕を閉じました。
おかげさまで、憩の園在日協力会の展示ブースにも、多くの皆様にお越しいただきました。
心より厚く御礼を申し上げます。