救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
2020年事業報告
2020年度在日協力会の事業報告がまとまりましたので、
この場を借りまして、ご報告させていただきます。
個人会員ならびに賛助会員の皆様には、順次ご発送させていただいております。
ご到着まで今しばらくお待ち下さいませ。

昨年は新型コロナ感染症の拡大により、多くの活動で予定変更を
余儀なくされました。しかし、皆様の深いご理解とご支援に支えられ、
無事に事業を終えることができました。心より厚く御礼を申し上げます。
今後ともご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

2020年救済会憩の園在日協力会事業報告 ←click

こちらは憩の園在日協力会のミニコミ誌「coração」です。
是非ご高覧下さい。 
2020年coração ←click
*coração(コラソン):「こころ」という意味です







秋を迎えた憩の園
今年の桜の開花は記録的な早さでした。
コロナ禍で殆どの春のイベントは中止を余儀なくされていますが、
春の訪れを告げる桜の花は、見ているだけで心を和ませてくれます。

一方、サンパウロの憩の園には、秋が訪れたようです。
憩の園の園内には一年中いろいろな花が咲きます。
秋は一番花が少ない時期ですが、
今月の「憩の園だより」で紹介している写真の通り
今はサトイモ科の花などが咲いています。

四季折々の花の観賞は、在園者にとって
楽しみの一つです。






 







憩の園に新型コロナワクチンが届きました!!
2月初旬、憩の園に中国のシノバック・バイオテックが開発したコロナバックというワクチンが届き、入居者ならびに職員全員が接種しました。
2回目の接種は2月下旬に行われましたが、全員副反応もなく、おかげさまで元気に過ごしています。

予防接種チームの皆様をはじめ、ご対応いただきましたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。



毎年、2月頃に行われるリオのカーニバルは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月に延期されましたが、憩の園のお年寄りは施設の中でカーニバルを楽しんでおります幸せ










ブラジルで受け継がれる日本の伝統文化
ブラジルには、約190万人の日系人が住んでいます。
1908年から始まったブラジルへの移民から113年。
ブラジル日系社会は、多くの困難に直面する中で、現地の文化との融合を図りながら、日本の伝統文化を今日まで大切に受け継いできました。

写真は、憩の園のお正月の模様です。
お節料理に始まり、「書き初め」「百人一首」「福笑い」「茶会」など、毎年恒例の行事として行われています。

日本では、お正月の歌にも出てくる「凧揚げ」「駒回し」「羽根つき」などで、子供たちが遊ぶ風景はほとんど見なくなりましたね。
サンパウロの憩の園は、古き良き時代の日本を感じる貴重な場所の1つになりつつあるのかもしれません自信まんまん


















憩の園のXmasとお正月

首都圏1都3県では、新型コロナの深刻な感染状況悪化と医療体制の逼迫で、緊急事態宣言再発出の可能性が高まっています。しばらく我慢の日々が続きそうです。

地球の裏側、ブラジル・サンパウロも日本以上に深刻な状況が続いていますが、憩の園では工夫をしながら皆楽しいクリスマスを過ごし、穏やかなお正月を迎えています。

ブラジル人は楽しむことに手抜きはいたしません(^^)

Feliz Ano Novo! Que a paz esteja em seu coração.



写真:Ikoi-no-Sono | Facebook