日本から贈られた鯉のぼりが憩の園の空を泳いでいます。
在園者の皆さんの目を楽しませてくれているのは言うまでもありません。
鯉のぼりを飾る家は、日本でも特に都市部では激減した中、
サンパウロで鯉のぼりが優雅に泳ぐ光景には、
驚かれる方も多いのではないでしょうか。
憩の園では、しっかり日本の伝統文化が継承されてきました。
しかし、日本の習慣や文化に興味を持って下さる職員の方々は、
以前より少なくなってきているかもしれません。
コロナ禍で日本の文化や伝統を伝えるJICAのボランティアさんが、
帰国して不在なのも大きく影響していると思います。
少し残念ではありますが、その分ブラジルの行事では大いに盛り上がり
在園者の皆さんを楽しませて下さっています。
ブラジルなのだからそれもよしと考えるべきところですが、
端午の節句の飾りを前にして、童心に帰った表情をされる
在園者の皆さんからは、日本の伝統文化を大切にする心が
伝わってまいります。
折り紙で兜やひな人形を作って楽しむ在園者の姿も昔と変わりません。
早く新型コロナ感染症が収束して欲しいと祈らずにいられません。
☆憩の園でも端午の節句は毎年恒例の行事です☆施設内に飾られた兜(隣は在園者が折り紙で作った金太郎と熊!!)☆こちらは3月頃に在園者が折り紙で作ったひな人形☆鯉のぼり同様に憩の園にはご寄贈いただいたお雛様と着物があります