ひさしぶりに図書館に行ってみたら、宮沢賢治の特設コーナーがあり 近所の市立美術館で展覧会を開催している事を知り、行って来ました。
賢治さんの生涯と、様々な作家さんの絵本の原画が展示してあり 「雨ニモマケズ」の書かれた手帳や、直筆の原稿、手紙、絵画などもありました。
宮沢賢治といえば、母が 彼の描いた絵に、月夜に地面から手が伸びている絵があって、不気味すぎて今でも忘れられない と話していて、どんな絵なのか見てみたいと思っていたのだけど 今回その絵が展示してあり、初めて見る事ができました。
その絵は「ケミカルガーデン」とゆう名前で、はがきサイズの紙に水彩絵の具で描かれていて 長いまつ毛の機嫌の悪そうな月、夜空の割れ目には青い巨人 地面の割れ目からは、数本の腕がゆら〜っと伸びていました。
月や巨人の表情がユーモラスで、思っていたほど不気味ではなかったけど 不思議な絵だったので「ケミカルガーデン」とゆう名前の意味を調べてみたら 小学生や中学生でもできる、よく知られた実験の名前でした。 知らなかった。。。
その実験は、大きなビーカーに水ガラスをとり、約10倍の湯を加えそれを溶かし その中にいろいろな金属塩の結晶を入れ、しばらくすると底に沈んだ結晶から 赤、青、紫、その他様々な色の細い海藻のようなものがニョキニョキと伸びて 数時間もすると水の中は樹林のようになる。
とあり、それらの実験写真を見ると、絵に描いてある地面から生えてる腕にそっくりでした。 ついでに、お月様の頭にも生えてる事も分かりました。。。
賢治さんは、この実験を見て想像力でこの絵を描いたとゆう所なのでしょうか。 一部分だけど絵の謎が解けて良かった。 それにしても、面白い想像力ですなー。 美術展はまだ開催中なので、もう一回行ってみたいと思います。 |