!◆◆ はいで ブルガリア ◆◆!

ブルガリアについて、お国柄事情、日本との違いについて写真を中心に紹介します。その他、ちょっとした話題もね・・ ≫
 
2006/05/02 20:59:18|その他
ブルのあんなこと、こんなことシリーズあいうえを第13回
ーパーマーケットは生活を変えた・・
6〜7年前に、ブルにはドイツやオーストリア資本のスーパーマーケットが進出しました。これはブルでの生活を大きく変えました。以前は、たまご一つ買うのに、並ばないと買えなかったものが、スーパーに行けば並んでいる商品をこちらから選べるのです。
 ソフィア在住のときは、買い物に行くには、台車、ダンボール箱は必要不可欠でした。これにスーパーのビニール袋も。
10リッターの飲料水を数個、まとめ買いの食品、雑貨など、運ぶのはたいへんでした。
ブルのスーパーでは、食料品を運ぶビニール袋は、レジのところで売っています。写真の袋は、黄色と赤のブルに行くと最初に目に付くものです。しっかりしたビニールなので、買い物以外でも、結構重宝します。
  <写真は、スーパー「ビラ」の買い物ビニール袋です>

リは相変わらず・・・ バスやトラムの公共交通機関の中は、特に混んでいるときは、スリの格好のねらいめです。無頓着な日本人ばかりではなく、ブル人も結構やられています。知らぬ間に鞄をさかれていたり、背広の内ポケットにいれた財布でさえ、その巧妙な手口で盗まれることも。
 スリは1人ではなく、集団で行うことが多いようです。気をそらしたところで、別の仲間が盗んでいったり・・。時には、小さな子供と母子のスリも。ソフィアの町中のおもちゃ屋で、いかにも子供のおもちゃを選んでいるふりをして、こちらに近寄ってきて、そのすきにバックのチャックを開けて、盗もうとする親子にも出くわしました。小汚い格好をしているわけではなく、見た感じでは上品な服を着た親子なのに・・・・。

キー再登場 11月23日のコンテンツでも触れましたが、ブルには大きなスキー場が4カ所あります。毎年毎年、英国やドイツなどからのスキー客が増えるのに合わせ、リフトも1人乗りから3人乗りへ、ゴンドラの新設など、設備が新しくなっています。リフトの料金も毎年値上げ値上げ、今はリフト代など、ブルガリア人と外国人の2重料金体制もいずれ統一されていくのでしょう。ブルガリア人にとっては、EU加盟はうれしいことかもしれないけれど、値上げ値上げの連続で生活は苦しくなってきているという声も。
 ブルのスキー場も、日本とは違って、危ないところに柵などありません。春先に、ゲレンデ内に大きな穴が開いても、自己責任です。 <写真は、柵などないブルのスキー場です>








東京にブル料理レストランオープン
○4月24日、汐留にブルガリア料理のレストランがオープン。 
 
 ↓ のサイトを参照してください。
 http://www.sofia2006.jp/index.html

○サッカー 日本対ブルガリア
 6月には、ドイツでサッカーワールドカップが始まりますが、5月9日に、日本代表とブルガリアが試合を行います。



ブルガリア語ですが、スポーツニュースのブルガリアリーグの話題
http://topsport.ibox.bg/section/id_25

ワールドカップ予選でのブルガリアチームの紹介など
http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/t/team/overview.html?team=bul

ブルガリアのプロサッカーチームの紹介(日本語です)
http://babelfish.altavista.com/babelfish/urltrurl?lp=en_ja&trurl=http%3a%2f%2fget.info.bg%2fsport%2fDir.asp%3fd%3d0-1-Football_Clubs







2006/04/17 0:29:53|その他
ブルのあんなこと、こんなことシリーズあいうえを第12回
鍾乳洞(ょうにゅうどう) 
ブルにも鍾乳洞があります。日本人向けの旅行ガイドブックにはのっていませんが、大きいところでは、2カ所でしょうか。北西部のベログラチック(2月25日「第8回「く」のコンテンツ参照)のマグラ洞窟と、南中央部、ギリシャとの国境にほど近いところです。
写真は、マグラ洞窟のものです。左の写真は、入口のところで、入坑まで待っているところです。時間になって(不規則のようですが)、ガイドが引率、ブル語のみの説明になります。たまたま発見されたというこの鍾乳洞、コースは50分近いもので、出口はとんでもないところに出てしまいます。ですから、再びもとのところに戻るには、外に出てから30分近く歩くことに。合計1時間半近く歩かないといけません。この洞窟には、古代人が書いたという絵があったり、マグラという地名がワインの名前にもなっているとおり、鍾乳洞の一定の温度環境を活用したワインセラーが洞窟内にあります。







2006/04/02 11:43:23|その他
ブルのあんなこと、こんなことシリーズあいうえを第11回
今日は、食べ物の話しになるのでしょうか・・・

○ブルで山菜(んさい) 
 日本では、桜の季節です。ブルでも今月中旬には、桜が咲きます。ソフィア市内のアレクサンダーネフスキー寺院前には、日本から送られたソメイヨシノの桜の木もあります。ブルの桜の開花については、また次の情報として、本日は、山菜・・・・・・。
 ブルで、わらびがとれるのです。しかも、大ぶりのものが、いやというほど・・。ヨーロッパだから、わらびなんてないのでは?そんあことはありません、日本と同じ植生のところもあるでしょうから、あって当然でしょうが、日本の状況と違うのは、需要という点でしょうか。ここブルでは、自生した山菜があっても、それを食材としては食べません。このため、こんなところに、あんなところに、たくさんのおいしそうな山菜は採り放題です。ブルでも、いろいろな種類の山菜があるはずです。
ここでは、わらびと、ふき(山菜?)について・・・。わらびについては、毎年日本人仲間でとりに行った秘密の場所があります。ブルの人は、そこにわらびがあっても全く見向きもしませんが、日本よりも団結力がある東洋のある国のコロニーに知れてしまったら、根こそぎ収穫されてしまうという心配があったから、秘密の場所のままです。写真のようにりっぱなわらびがたくさんとれます。ちょうど、あと1ヶ月くらい先になるでしょうか。場所は、ソフィア市内からコピトトという展望台に向かう途中の道路沿いの斜面が最も有名です。しかし、途中の分岐点で左折せず、そのまま山の奥に向かう方向にもっといい場所がありました。今は、どうなっているのかなあ???実際に食べるときにはあく抜きをしますが、これも大型スーパー「ビラ」にいけば、重曹(ソーダとして)が手に入ります。しっかり、あく抜きしないと、お腹にこたえます。
同じ方向のハイキングコース入口のバスの停留所にすぐ近いところに、道の脇にふきもたくさん出ています。ここは、バス停の近くでもあるし、日本人がふきをとっていると、ブル人たちは「何、草をとっているの?花瓶にでもさして飾るの?」と、不思議がっています。食材にするなんてとても考えられあいのでしょう。

 写真@:収穫したわらびとふき。たばこの大きさと比べると大きさがわかります。
 写真A:わらびの自生の様子

○ブルでくらんぼ狩り 
 6月も末になると、ブル南東部ではサクランボ狩りが楽しめます。さすがにサクランボは、この季節、市場でも売っていますし、そのまま食べたり、ジャムにしたりと、ブルでもポピュラーです。日本の佐藤錦には及ばないにしても、大粒で甘く、十分堪能できます。しかも安い!食べ放題の採り放題、入園料300円程度っていうところもあります。最初の年は、たくさんとっては、冷凍して夏にもシャーペット状のさくらんぼを食べたりしましたが、毎年行って、3回目、4回ともなると、流石に「もういいや」ってかんじでした。贅沢な。
 さくらんぼ狩りについては、こんなエピソードも。日本人達がサクランボ狩りをしっかり楽しんで、いざ支払いをする段階で、「俺達は、さくらんぼの花が咲いて実ができて、おまえたちが今日、サクランボ狩りができるまで、こうした拳銃をもって、ずっと、このさくらんぼをジプシーなどから守ってきた。ほら、見ろ。」と、それまでは、品のいいブル人達かと思っていたら、マフィアだったことも。そして法外な料金をとられたこともあったようです。こんなことはめったにないのでしょうが・・・。

 写真B:サクランボがなっている様子
 写真C:サクランボ園の様子







2006/03/27 0:40:54|その他
ブルのあんなこと、こんなことシリーズあいうえを第10回

うのとり」 今月は、マルテニッツァの季節でした。詳しくは、3月11日のコンテンツを参考にしてください。
 コウノトリを見たら、マルテニッツァを木の枝にまくのです。花が咲く前のこの頃、ソフィア市内の木は、まるで紅白の花が咲いたかのようなことになるのです。
 このコウノトリ、正確には日本の絶滅したという部類とは異なるようですが、ブルではよく見ることができます。巣もあっちこっちによく見かけます。何しろ、目立つところにありますからねえ。例えば、ソフィア市街からプロブディフ方面に高速で行く場合、交通検問所の手前のまっすぐの道路。中央分離帯の街路灯の上にありますねえ。また、よく観光客にも有名なリラの僧院に行く手前で村の民家の煙突などによく見かけます。
 ※コウノトリ目コウノトリ科、ツルに似た大形の鳥。全長1メートルほど。全体は白色で、風切り羽は黒色。くちばしは黒色で長く太く、脚は赤色で長い。ヨーロッパからアフリカ北部、アジアに分布。特別天然記念物。日本で繁殖する個体群は1971年(昭和46)に消滅。冬に大陸から飛来する個体を観察する。現在は大陸産の個体を飼育下で繁殖。鸛鶴(こうづる)。

「ブルの後楽園(うらくえん)遊園地」
 3年前にブルに本格的な遊園地ができました、その名は、ソフィアランド。イタリア資本によるものです。何しろ、娯楽のないこの地では、開園まで本当に待ちどおしいものでした。子供向けの乗り物、メリーゴーランド、大観覧車、大人向けのスカイフォール、またゲームセンター、映画館、レストランなど、ちょうど後楽園遊園地ほどでしょうか。(ディズニーランドには程遠い・・)。この遊園地ができただけでも、ブルの子供達には大きな夢を与えたものでした。