男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/12/11 6:46:39|エッセイ
マントヒヒの嫉妬
 アフリカ東部、エチオピアにマントヒヒが暮らしています。
マントヒヒは、オスは身体が大きく毛並みも立派ですが、メスは小柄で目立ちません。彼等は、数頭の家族が集まって群を構成しています。家族は1頭のオスと数頭のメス、その子供達で構成されています。
 父親は、家族に対してはとても優しくします。数頭のメスには平等に親切にし、子供達に対しても常に撫でたり毛繕いをしたりして労わります。
そんなオスが凶暴になるときがあります。ひとつは、メスが自分から離れたときで、もうひとつは、他のオスが自分の群のメスを奪いにやって来たときです。
 メスは、普段は常にオスから数メートル以内の場所に位置しています。ところが何かの理由でオスから離れて行ってしまった場合、オスは敢然とそのメスに襲いかかり、夫から襲われたメスはしばしばひどい怪我をします。浮気は許さないということでしょうか。
 もうひとつの争いは、メスの奪い合いのためです。いくつかの家族がひとつの群にいます。ちょうど長屋とかマンションのような関係で、多くの家族が日々一緒に暮らしています。すると隣の奥さんに気が行ってしまうオスがけっこうたくさんいて、ついちょっかいを出してしまいます。人妻のメスにちょっかいを出すオスと、守ろうとするオスの激しい戦いがしばしば起こるのです。
 メスをめぐる争い、草食性男子などと言われている今の若者にも、そのくらいの元気が欲しいものです。







2024/12/10 8:12:34|エッセイ
カープ君

 高知県の動物園にいるカープ君は、金魚ですが、鯉のような姿で体長が30センチもあります。今は、1匹で水槽にいますが、彼には苦難の人生(?)がありました。

 彼は、多くの仲間と一緒に、動物のエサ用の魚として生まれました。最初は、コウノトリや鴨などのいる池に放されました。仲間の多くが食べられて行く中、そこで食べられることなく生き抜いた後、カープ君はジャガーのいる池に放されました。そこでも食べられることなく生き抜き、その後は、動くものは何でも食べてしまう貪欲なオオサンショウウオの水槽に入れられました。そこでは食べられる前に、オオサンショウウオが先に死んでしまいました。そして今、1匹でオオサンショウウオの水槽に生き残っているのです。

 僕のすぐ身近にも、カープ君に負けず逞しく生きているのがいます。か弱い僕としては、見習いたいものです。








2024/12/09 6:53:54|エッセイ
擬態(ぎたい)
 弱い動物は、しばしば身を守るためにその姿を自然に溶け込ませる擬態を行います。カメレオンやアマガエル、キリギリスなどは、背景の色に身体の色を合わせて身を隠しますし、ナナフシなどは草と同じ形をしています。
 マレーシアのジャングルには、たくさんの昆虫が棲んでいますが、鳥や爬虫類などに狙われていて、しばしば身を守るために擬態します。ナナフシなど木の枝にそっくりで、映像に写っていてもどこにいるのかわかりません。
 身を守る他、餌を捕るために擬態するものもいます。色や形が蝶の好きな花にそっくりのハナカマキリは、花の姿をしていて、花と間違えてやって来た蝶を素早く掴まえて食べてしまいます。
 この手法は、しばしば女性も使います。
 僕も、優しい女性に擬態した女に、見事に掴まえられて、今、じっくりと食われています。







2024/12/08 5:17:41|エッセイ
男を動かすのは・・・
 女が男を操って歴史を変えた話はよくあります。豊臣秀吉も、正妻のお寧々には頭が上がらなかったようですし、楊貴妃は、その美しさがゆえに玄宗皇帝に愛人として息子から取り上げられ、傾国の美人と言われました。
 スペインの闘牛は有名で、観光資源のひとつにもなっています。その昔、マドリッドに行ったとき、ガイドさんが言いました。
「あるとき、脚の悪い牛を闘牛に出しました。すると観客から、すごいブーイングが起こりました。脚の悪い牛を出すとは何事だと言うのです。主催者は、その牛を引っ込めて別の牛を出すことにしましたが、出場前に棒や槍で突っつかれて闘志を掻き立てられて荒れ狂う牡牛に近付くことさえできません。そのとき、主催者はメスの牛を連れて会場に行きました。牝牛の姿を見ると今まで猛り狂っていた牡牛はおとなしくなり、静かに牝牛の後について会場を出て行きました。」
 女が男を動かすのは、牛の世界も同じようです。







2024/12/07 4:49:19|エッセイ
悲しい習性
 ラバは、馬とロバの混血で、一代限りの動物です。粗食に耐え、重労働にも耐えるので、家畜として飼われています。
 グランドキャニヨンに行ったとき、ラバがいました。観光客を乗せて谷底まで降りて行くために飼われているのです。
 ある嵐の夜、小屋が壊れてラバ達が逃げました。しかし飼い主は慌てませんでした。嵐が去った後で、ゆっくりと谷を降りて行きました。ラバ達は、谷底の小屋にみんな集まっていたのです。
 広い自由な世界があるのに、他に行くところを知らない悲しいラバの習性です。
 僕は、たまに飲んで遅くなることがありました。飲んでいて、女性と意気投合することもありました。でもラバと同じ悲しい習性で、いつも真っ直ぐ家に帰ってしまうのです。