男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/04/22 19:24:47|エッセイ
忘却
 今日、幼馴染達と逢って、物忘れが酷くなった話をしましたが、みんな同意していました。
 ここのところ、茶臼山の岩陰でドングリが隠されているのを目にします。何かの動物が、餌のない季節のために保存していたのだと思いますが、きっと忘れていたのでしょう。ずっとそのままになっています。
 昨日のこと、飼い主さんが言いました。
「あんた、塩辛の消費期限は〇〇日だからね。」
 言われて気が付いたのですが、買っていたことをすっかり忘れていました。僕も、山の生き物も、記憶力はそんなに違わないようです。
 今、思い出した塩辛を肴に飲んでいます。







2025/04/22 17:01:04|エッセイ
話題
 今日の午後、子供の頃近所に住んでいた同級生が4人集まりました。先日亡くなった同級生のHちゃんの追悼の話題から始まったのですが、そのうちに自分は〇〇で病院に通っているとか、物忘れが激しくなったとかの話題になりました。2時間ほどいたのですが、大半はそんな話題でした。
 昔、先輩が同期生会で言いました。
「病気の話とか、孫、年金の話はやめようではないか。」
すると会場はシーンとしてしまったそうです。他に話題がないのです。
 今日は、死ぬまで元気でいたいねということで、お開きとなりましたが、我々年代の話題は病気とか呆けたしかないのでしょうかねえ。







2025/04/22 4:09:34|エッセイ
運命
 人生は、しばしば運命によって支配されます。
 そのひとつが試験でしょう。実力もさることながら、運命によって左右されるところが大きいと思います。
 防衛大の試験は、当時は理工系だけでした。僕は、元々文系志望だったので、化学などはほとんど勉強していませんでした。それでも試験の前の日に、慌てて教科書をパラパラと捲りました。試験の日になって驚きました。前の日に見ていたところが、そのまま出ていたのです。お陰様で、何とか合格できました。
 自衛隊に入ってから、幹部学校の入学試験がありました。論文形式と面接なので、それなりに勉強しなければなりません。ある日、休暇を取って図書館で勉強しようと思いましたが、行ってみると休館日です。家に帰っても恰好がつかないので、仕方なくパチンコ屋で時間を過ごしました。いよいよ試験の日が近付いて来ました。そこで焦った僕は、岐阜の成田山にお参りしました。そこで一生懸命お祈りしたら、これも何とか合格することができました。
 もし、一夜漬けの勉強や、お祈りをしなかったら、僕の人生は全く違ったものになっていたでしょう。
 結婚も然り、これも大きく運命を変えます。僕は、結婚の前に勉強もお祈りもしなかったことを、今、深く反省しています。







2025/04/21 14:05:09|エッセイ
みんな違ってみんないい
 我が故郷の詩人、金子みすゞが詩を詠みました。

私と小鳥と鈴と

私が両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように
地べたを早くは走れない
私が体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな歌は知らないよ
鈴と小鳥と それから私
みんな違ってみんないい

 僕は、日本酒が好きですし、ビールもウィスキーも焼酎もアルコールの入っているものはみんな好きです。それぞれ味も香りも違うけど、みんな違ってみんないいのです。
 今日の昼酌は、焼酎です。







2025/04/21 5:28:02|エッセイ
幸せは心の中
 徳川家康は、「人生とは、重い荷物を背負って長い坂道を歩むがごとし」と言いました。しかし、世の中には、人生は楽しく愉快なものと見る人もいます。克己主義のストイストと楽天主義のエピキュリアンの違いです。
 僕も、昔はゴルフをしていました。一向に上手くならず、いつも100前後叩いていました。一方、仲間には、常に70台で回る上手な人もいました。
 僕の場合、18ホールのうち1回でもバーディがあれば、「あのホールは良かった」と幸せな気分になります。ところが上手な人がたまにボギーを出せば、その失敗を悔やみます。たくさんの成功の中で一打の失敗を悔やむゴルフと、たくさんの失敗の中で一打の成功を喜ぶゴルフ、人生はどっちが幸せなのでしょう。
 幸せは、自分の心の中にあるのです。心豊かに、僅かな成功でも楽しめる人生を送りたいものです。ただし、その場合進歩はありませんので、若い人はストイックに頑張りましょう。