男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/01/13 5:54:08|その他
妻への言葉
 単身赴任の頃、NHKのドラマ「大草原の小さな家」をよく見ていました。
 ある物語で、借金返済のため、インガルス一家が全員で働き、苦労してやっと借金を返済し終わったラストシーンで、夕焼け空の下、夫チャールズが妻のキャロラインに言いました。
「お前と結婚して、ひとつだけ残念なことがある。それは、もう一度プロポーズできないことだ。」
 アメリカでは、夫が妻に、毎日のように「愛している」と言うようですが、我々日本人には、とてもこんな顔が赤くなるようなことは言えません。
 ある日、飼い主さんが電話で、連日の僕の不在をなじってギャーギャー言うので、先日のテレビを思い出して言ってみました。
「お前と結婚して、ひとつだけ残念なことがある。それは、もう一度プロポーズできないことだ。」
「ばかっ!」と言って、電話は切れました。







2025/01/12 15:53:40|男の手料理
赤ナマコ

 諸物価が高騰しています。この辺の野菜や魚介類も例外ではありません。キャベツが1個500円もしていました。
 山からの帰りにスーパーに寄ったとき、鮮魚売り場で大好きなナマコを安く売っていました。1匹で税込み250円ほどです。通常なら5〜600円はします。思わずかごに入れてしまいました。
 安い分だけ不味いのではないかと思ったのですが、帰ってから捌いてみると、高かったものと比べても全く味や香りに全く遜色がありません。全くのお買い得でした。
 今、ナマコで飲みながら、映画「風と共に去りぬ」を観ています。







2025/01/12 9:04:44|その他
金河豚
 落語で「河豚鍋」という演目があります。
 初めて河豚鍋を食べようとする旦那衆2人、怖くてなかなか手を出しません。そこで乞食にやってから大丈夫かどうか確かめることにしました。しばらくして大丈夫そうなので、2人は箸を付け「美味しい、美味しい」と言って食べました。
 その後で、先程の乞食がやって来て、大丈夫だったかと聞きました。大丈夫、美味しかったという言葉を聞いて乞食が言いました。
「じゃあ、おらも食べるか。」
 冬の宮崎に金河豚(きんふぐ)があります。美味しいのですが、毒は全くありません。
 転勤してきたばかりのK君を連れて、金河豚を食べに行きました。美味しいからと勧めるのですが、彼は一向に箸を付けません。僕が食べてしばらくしてから、やっと箸を付けました。普段は、真面目で忠実な彼ですが、このときばかりは上司も信じていなかったようです。
 皆さん、金河豚に毒はありません。冬の宮崎に行かれたら、是非金河豚を食べてみてください。







2025/01/11 6:20:06|エッセイ
気持ちと体重
 新富町のスナック「かもめ」のYちゃんは、最初は従業員でした。いつもとてもマメに働いていて、客も多く、マスターからも厚い信頼を得ていました。そのときの彼女は、とてもスマートな体格でした。
 マスターの奥さんが亡くなってしばらくしてからYちゃんがマスターと結婚しました。Yちゃんは、正式なママの座に就いたのです。それから何年かしたとき、彼女の店に行くと、彼女はすっかりママさんの貫禄がついて、体格も立派になっていました。
 そして更に数年後に会ったとき、彼女はお母さんになっていましたが、そのときは昔のようなスマートな体格に戻っていました。
 女の気持ちって、体重に表れるものなのですね。







2025/01/11 5:27:24|その他
ネックウォーマー
 先日のこと、医師に処方された薬を取りに薬局に行ったら、若いきれいな薬剤師さんが、「風邪をひかれているようですから、外に出るときは、襟巻などで首の周りを温かくすると良いですよ」とアドバイスしてくれました。
 僕は襟巻やスカーフなどは持っていないので、タオルを首に巻いてバイクで走ってみましたが、確かに温かいです。
 でも、僕のような粋な人間がタオルでは様になりません。そこで飼い主さんに襟巻化スカーフでも買ってもらおうとカマをかけてみましたが、あっちのタイルが良いとか、こっちのタオルが良いとか言うだけで、全く買ってくれる気はないようでした。