男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2026/07/27 17:10:57|エッセイ
冷や汁
 今日の夕食は、飼い主さんが作った冷や汁でした。宮崎のソウルフーズで大好きなのですが、子供昔の我が家では、犬や猫に与えていました。余ったご飯に味噌汁をぶっかけたものですが、犬や猫は、いかにも美味しそうに食べていました。
 冷や汁は、だしを取って火を通さないなど、味噌汁とは少々作る方法が違って手がかかるようで、宮崎の人に猫まんまなどというと怒られるようです。
 暑い夏には食べやすくて美味しいメニューです。







2026/07/27 15:44:51|小説「夜の訪問者」
夜の訪問者−21−
夜の訪問者−21−

 2日後、光義がカードを持って銀行のキャッシュコーナーで残高照会をすると確かにお金は振り込まれていた。利之が、こっちのペースに嵌まりつつあることがわかる。
 その夜やって来た幽子にそのことを話した。幽子は、嬉しそうだった。
「もうひと押しね。何とか、あいつを刑務所に入れてやらなくては。」
「うん、お前も幽霊で出ているのか?」
「ええ、出ているわ。だんだんあいつも参って来ているようよ。最初は空威張りをしていたけど、最近ではそれも言わなくなったわ。」
「婚約者とデートしているときに出てみたら?」
「それが、なかなか機会がないのよ。あいつ、私とのときには積極的に夜に誘っていたけど、婚約者に対しては昼間ばかりなの。夜、クラブなんかに飲みに行くこともあるけど、なかなか二人きりにならないのよ。あたし達幽霊は、大勢の中とか明るいところが一番苦手なの。」
「そうか、じゃあ、俺がやって見るかな。」
「どうするの?」
「俺なら人間だから何でもできるさ。まずは二人がデートしているところに顔を出すんだ。それだけで、あいつはビビると思うぜ。」
「危ないことはやめてよ。この前も酷い目に遭ったなかりじゃない。」
「まさか、あいつだって彼女の前じゃ暴力も振えないだろう。それにすぐに姿を消すよ。」
 早速、それを行動に移した。幽子からの情報でデートのスケジュールがわかる。幽霊は、姿は見せなくても、恨みのある宙に彷徨いながら人間を観察はできるのである。
 土曜日、光義はデートをしている利之の前に現れた。そして目を合わせると、「やあ、元気かい?」とだけ言って、その場を離れた。
「あの人誰?」と聞く婚約者の女性の声が聞こえたが、その後利之が何と言ったかは、光義には聞こえなかった。
          −続く−







2026/07/27 15:30:58|エッセイ
愚かなことを・・・
 テレビで、映画「アンタッチャブル」を観ていました。アメリカ、禁酒法時代に酒の密売で大儲けしたマフィアのボスのアル・カポネと戦った財務省捜査官達の実話を元にした映画です。
 映画の最後のシーンで、記者が捜査官のネスに聞きました。
「禁酒法が廃止されましたが、あなたはどうしますか?」
 彼が答えました。
「大いに飲むよ。」
 人類は時として愚かな法律を決めます。
 かって我が国では、「生類憐みの令」で、犬を虐待した人間が厳しい罰を受けたりしました。
 中国では、今も「民族団結進歩促進法」なる法律を作って、海外であっても中国政府を批判するような行為をすると罰するとしています。
 今、タバコの害をしきりに言っていますが、禁煙法など愚かな法律ができないように祈るばかりです。
 それにしても、この映画の主演をつとめたケヴィン・コスナーは、本当に僕に似て良い男ですよねえ。







2026/07/26 18:39:07|エッセイ
土用丑の日
 今日は土用丑の日です。昔から、この日にうなぎを食べれば暑い夏を元気に乗り越せると言われていました。
 しかし貧しい我が家は、もう長い間うなぎを口にしたことがありませんでした。
 そんな我が家ですが、今日は珍しく食卓にうなぎが乗っていました。飼い主さんが、墓場にお金を持って行っても仕方がないとばかりに、買って来たようです。
 小さいウナギですが、これでも元気に夏を乗り越すことができるのでしょうかねえ・・・







2026/07/26 16:24:42|小説「夜の訪問者」
夜の訪問者−20− ​​​​​​​
夜の訪問者−20−

 その夜、光義は幽子と相談をした。幽子が言った。
「あいつは冷酷な奴だから油断をしちゃ駄目よ。お金は、あたしの口座に振り込ませるのよ。天井裏に通帳とカードがあるわ。」
 光義が台所の天井裏の小さなパネルを押すとそこが開いた。手を入れてみると通帳とカードが出て来た。通帳を開いて見ると1000万円近い残高があった。
「随分、貯めていたんだなあ。」
「そりゃあ、お金は大事だもの。でも死んじゃったから何にもならかったわ。」
「それもあいつのせいだ。何とか刑務所に入れなければ。」
「あいつの金はこの口座に振り込ませるのよ。あいつもあたしの名前を聞いたら驚くと思うわ。」
「よし、そうしよう。明日、あいつのところに電話をするよ。」
   それから二人は、幽子の持って来た料理と酒で飲んだ。今日は和食と日本酒だった。
 翌日、光義は利之に電話をした。
「俺だ。金の振込み先を教える。メモの用意はいいか?」
「よし、言え。」
「○○銀行 △△支店 普通預金で口座番号は4494989 名義は菅原裕子だ。以上、メモはちゃんと取れたか?」
「お前、俺を馬鹿にしているのか? 裕子は死んでいるんだぜ。」
「いいから振り込んでみてから言え。明日までに振り込まれていないと、警察に駆け込むぜ。」
 光義は、また一方的に電話を切った。
           −続く−







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