くさびら紀行
日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
プロフィール
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kinoko-masaru
■自己紹介
江戸の母「川越」すまい。
定年退職後のきままな生活。
第二の生活はキノコと町並みウオッチング。
■趣味
キノコ・植物観察。
平家蛍飼育とシイタケ栽培
歴史の町並みウオッチング。
■アクセス数
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2010/08/21 21:56:36|
町並み
川越藩の知恵袋「岩田彦助」
養寿院(川越)の墓地に市指定文化財の「岩田彦助」のお墓があります。この墓は亀腹のような石の上に据えられております(上中央)。当時の藩主は秋元喬朝(たかとも)。その家臣で城代家老を勤め、「秋元に過ぎたるものが二つあり、無の字の槍と岩田彦助」と謳われるほどの人物です。この槍は徳川家康から拝領したもの。
彼は殖産興業に力をいれ、川越平(かわごえひら)の絹織物や川越芋などはこのころに発展したそうです。
*川越平とは秋元但馬守喬知が甲州谷村から移封されたときに、手内職の郡内平の製法をもちこんだものです。一時期、川越平は有名になったが明治初期に消滅した。
この頃の川越藩は凶作や水害が続いていたので、藩内も動揺していたそうです。
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2010/08/20 19:36:34|
川越
喜多院のボダイジュ(菩提樹)。
ボダイジュは寺院の庭、墓地などに植えられています。この木は中国原産のシナノキ科シナノキ属。葉は互生し(上中央)、ゆがんだ三角状の広卵形で、先はとがり、元は浅い心臓形。葉の付け根から長い柄があり、そこから集散花序をだすが、この時期は花がおわり、丸い果実がでています(上右)。
仏教聖樹のボダイジュは、インド原産でクワ科の「インド菩提樹」です。日本の寺院では代用としてシナノキ科の植物のボダイジュがよく植えられています。そのため本当のボダイジュであるかのように誤解されています。
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2010/08/20 4:53:40|
野鳥と魚と昆虫(蛍)
交通事故にあったハクビシン
ハクビシンが秩父ー川越街道に倒れていました。多分これは交通事故にあったのでしょう。最初はタヌキかと思いましたが、鼻すじの白い線(左上)と尻尾が長い(上右)のが特徴のハクビシン。
地元の農家の古老に聞くと、かつてある団体が猟用に輸入していたという。そこから逃げて繁殖したものらしい。この辺は葡萄の産地で葡萄棚に登って収穫前の美味しいところを食べて困っている話を聞きました。この足で登るのもうまい(左下)。
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2010/08/18 2:41:35|
川越
喜多院のメガネをかけた五百羅漢
五百羅漢と言えば大分の耶馬渓、東京目黒羅漢寺が有名です。これに対して喜多院の五百羅漢は完全にそろっており、石彫り技術が優れています。川越の文化財になっています。
川越の農民で、後に出家して志誠(しじょう)と名乗った人が、天明2年(1782)に発願して建てはじめたのが起源です。その後喜多院の学僧、慶願、澄音、祐賢らがその偉業をつぎ、近郷近在から浄財を求め、約50年の歳月をかけて文政8年(1825)に完成した。
上中央はメガネをかけた羅漢さんで、この当時このメガネがめずらしい。いわゆるくさび型の鼻眼鏡で両方の玉の間がくっきりした山型稜線になっています。これは西洋か中国初期のメガネだそうです。学僧がかけていたメガネらしい(川越歴史小話より)。左下はあんまをとる羅漢さん。
明日は休み
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2010/08/17 8:33:02|
川越
小堀遠州流「曲水の庭」川越喜多院
喜多院は、川越市にある天台宗の寺院。山号は星野山。徳川家の尊崇が厚かった天海僧正が第27世住職として入寺し、寺号を喜多院と改めたという。
その書院は江戸城内の紅葉山別殿を移したもの。その書院に面する小規模な庭園は、小堀遠州流「曲水の庭」と呼ばれてます。説明には「庭園は遠州流東(あずま)好み枯山水書院式平庭」と書かれています。中心の離れ五石の石組は四方見となっており、流れは真(激の瀬)も行(出水)、草(せせらぎ)に区分されています。中心主木の赤松(上右)は能舞台の目付柱になぞらえ、廊下づたいに松を眺めると後方の景色が移動する等の遠州流独特の手法が取り入れています。
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