新くさびら紀行

くさびらとはキノコです。歴史の街並みを旅行するので紀行にしました。
 
2011/02/07 6:48:20|小江戸川越
三大東照宮の一つ「仙波東照宮」
先日、市博物館に行ってきました。この鷹絵額は、岩槻城主の阿部対馬守重が東照宮に奉納したものです。狩野探幽の筆と伝えられています。その他に三十六歌仙の額が有名です。
この仙波東照宮は寛永15年に(1638)大火で焼け、徳川家光の時、堀田加賀守正盛に命じて再び造営したもの。現在の建物は当時のものです(上中央と右)。
棟札によれば大工木原義久、導師天海僧正と書いてあるそうです。明日は休み

昨日のコメント
>私は、1日と11日にお参りしてます。観音堂の二階の仏像もみてきましたか?なかなか立派ですよ。
近いうちに行きます。







2011/02/06 8:40:55|その他
市指定史跡「長徳寺」川越仙波
長徳寺は観音堂、格天井仏画をもつ古刹。川越観音堂霊場は正観音を祀っています。
この地は武蔵七党の一つ、川越の歴史を語る上で欠かせない、村山党の分派で仙波一族の館跡と伝えられ、市指定史跡です。境内に若干の土塁と堀があったと言われ、小字に「堀の内」という地名もあります。
この村山氏は大きな勢力を持ち、荘園を構えていたと思われます。
今、仙波町では山車に仙波二郎康家の人形を飾ってこの地の歴史を伝えてます。







2011/02/05 9:03:54|その他
凧揚げ「一文凧」
先日、ボランティアで凧をつくって、揚げてみように参加してきました。中央公民館でつくり、第一小学校で揚げました。
何故「たこ」と呼ぶようになったのですかと子供から質問がでました。江戸では「都の人がこれをイカというなら我々は凧と呼ぼう」といって名付けました。
英語の「凧」はkiteで「トンビ」、ドイツ語は龍drachen、フランス語はクワガタムシcerf-volant、スペイン語は彗星cometa、ロシア語はヘビzumeiが「たこ」というそうです。







2011/02/04 9:08:43|小江戸川越
並木のオオクス「埼玉県天然記念物」
並木のオオクスは昭和9年に県天然記念物に指定されました。2001年の調査によれば幹回りは612m、高さ32m。
クスノキは暖地性の木で成長は早い。埼玉には自生はないと考えられ、社寺境内に植えられたと思う。樹齢の推定によれば130年-170年だそうです。
落ち葉をもめば樟脳の香りがします。枝葉を蒸留して樟脳をつくることができます。
アオスジアゲハの食草。







2011/02/03 10:09:25|その他
県指定文化財「高山繁文の墓」石原町の本応寺
高山繁文は川越へ移封となった秋元但馬守高知の国家老として、活躍した人物です。彼は甲州より職人を招き、養蚕の奨励と絹織物、川越斜子(ななこ)、袴地としての川越平の生産を指導しました。
*川越斜子とは平織りですが、織り目が方形で魚卵のように見えるもので、おもに羽織にもちいられた。
彼の句集「真澄の鏡」によれば、芭蕉とも深い交際があったことが知られてます。
墓は石原町の本応寺にあり、県指定文化財になってます。