新くさびら紀行

くさびらとはキノコです。歴史の街並みを旅行するので紀行にしました。
 
2010/09/30 3:42:23|植物
浅間山麓「チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)」
東海大学嬬恋高原研修センターから見た浅間山です(左上)。この時期は、学生の利用が少ないので、我々のきのこ会も泊って研修をしています(上中央)。30人以上の団体になると割引きにもなります。
チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)は、山地に生えるつる性の落葉植物でマツブサ科(左下)。今年の若い枝の付け根に実をつけます(左下)。漢方の薬用植物。「五味子」の名は、甘味、酸味、辛み、苦味、鹹(塩味)を持つことから名付けられました。右上はベニテングタケ。







2010/09/29 7:00:58|きのこ
美味しい「オオツガタケとアイシメジ」
今年の夏は非常に暑く、真夏日が熊谷で85日もあり、9月に入ってからもこの状態が続きました。秋分の日に雨が降りましたが、川越周辺の平地では、ほぼ発生しませんでした。
私達は、軽井沢から標高1000m道路を走りながらキノコを観察しました。キノコがまあまあ発生していました。嬬恋からの帰り、少し登るとオオツガタケ(左上)とアイシメジ(右上)がありました。また、その周辺には熊の糞もありましたので驚きました(左下)。







2010/09/28 3:41:09|きのこ
日本新産種「ツノシメジ」
これは帰り、標高約1000m以上のところで私が見つけたツノシメジ。傘は褐色で中央は角状突起で覆われます(左)。柄は燐片状褐色のツバをつけます(右)。ヒダは直生、白色(真中)。
普通、広葉樹の倒木や枯れ木に発生はしますが、私が見たのはシラカバです。近年、各地で発見されていますが、比較的稀です。日本新産種なので、県立自然の博物館に送ります。








2010/09/27 7:32:30|その他
カエサルの名にふさわしいセイヨウタマゴタケ
昨日、埼玉きのこ研究会でキノコ宿泊観察会を東海大学嬬恋高原研修センターで行いました。途中、標高約1000m以上のところで仲間がセイヨウタマゴタケを見つけました。
日本では稀で、ほとんど見つかっていないという。菌根菌で傘は赤がら橙色で周辺に溝線があり、傘の中央がとがっていなく丸い。ひだは黄色。柄は太く黄色で中空。つばとつぼがあります。タマゴタケに似ているが、タマゴタケは柄にだんだら模様があるので区別できます。食用。
学名はAmanita Caesarea、このCaesarea(ラテン語)は、カエサルの名にふさわしいという。


         







2010/09/24 20:28:51|きのこ
埼玉県絶滅危惧種の菌類「ウツロベニハナイグチとクロカワ」
このキノコはイグチの仲間で、ウツロベニハナイグチ(アジアカラマツイグチ)という。発生は夏〜秋カラマツ林内に発生します。傘の色は赤紫色ーローズピンクで、遠くからも目立ちます。柄の上部にツバがあり、中空(上左、上中央)。
上右クロカワという。地方名は牛のおでこ、それも黒い牛のひたい(額)に似ているところからウシビタイといわれてます(右上)。
そのまま焼いて醤油をつけたり、酢の物にして味わうと適度の苦さが日本酒に合うという。管孔は白色で垂生(左下)。両方とも富士山で写真をとりました。
9/26休み