新くさびら紀行

くさびらとはキノコです。歴史の街並みを旅行するので紀行にしました。
 
2010/10/23 18:50:31|きのこ
30cm以上の「オオモミタケ」と鹿の角
昨日、知人から絶滅危惧種のオオモミタケ(大樅茸)が見つかったから朝早く来るようにと連絡がありました。
右上は軽井沢のオオモミタケの幼菌。上中央と左がそのキノコです。でもオオモミタケは裏白樅の樹下に発生するので、モミタケ(樅茸)の可能性もあります。なぜなら埼玉県西部地区にはモミしかないから、でも傘の大きさは30cm以上のものなのでオオモミタケかも。
左下は、その場所の傍に落ちていた鹿の角(ツノ)です。この辺にもかなり鹿がいる証拠です。







2010/10/22 8:52:26|小江戸川越
新河岸川舟運と馬頭観音
新河岸川舟運の始まりは、寛永15(1638)年、川越東照宮が焼失し、再建資材を江戸から運んだことからです。本格的に舟運開始されたのは、松平伊豆守信綱が川越藩主になってから。川越五河岸(上・下新河岸・扇・寺尾・牛子)をはじめ、下流に多くの河岸場が開設されました。
当時の川越の繁栄はこの舟運から。ここから馬車で荷物を運びました。その証拠に馬頭観音が今も残ってます(右上)。左下は日枝神社(下新河岸)下の湧水。







2010/10/21 8:12:13|きのこ
石灰岩に発生する「ムレオオフウセンタケ(群大風船茸)」
写真はムレオオフウセンタケ(大黒シメジ)で大型のキノコ。傘は帯紫褐色で粘性があります。石灰岩のナラ林内に群生すると言われていますが、採集者に聞くとそうでもないという。秩父地方では、かなりいい値で販売されています(左下は開いたもの)。マイタケように親子でも発生場所は教えないそうです。このキノコは軸が太く、膨らんでいるので、姿が大黒様に似ているので「ダイコク」とも呼ばれています。料理は煮込みうどん、炊き込みご飯、天ぷらにいいそうです。
分類はフウセンタケ科フウセンタケ属。







2010/10/19 21:55:25|きのこ
食のウラベニホテイシメジと毒のクサウラベニタケ
食のウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)と有毒のクサウラベニタケの区別は、非常に難しい。左上と中央がウラベニホテイシメジ。右上と左下はクサウラベニタケ。ウラベニホテイシメジの傘は帯褐色鼠いろでカスリ模様があり、しばしば指で押した模様があります。柄は太く、中実でかじると苦味があります。
クサウラベニタケの傘は、鼠色で絹状の光沢があり、柄は中空。かじると苦くない。即ち食が苦く、毒は苦くない。
秩父の自然のきのこ販売所で、クサウラベニタケで食中毒した人が自然のきのこは、二度と食べないと言ってました。それほど苦しかったと思います。







2010/10/19 6:45:44|歴史の街並み
秩父市文化財「聖神社(銭神様)」
前日に記述した和銅遺跡の前に聖神社(左上)があります。この神社は創建の折に元明天皇から下賜されたという和銅製のムカデが伝えられいます。このムカデは実際に存在しない数の足が雌22対、雄21となっています(左下)。
この神社の御神宝は自然銅(ニギアカネ)です(右上)。神社は、今から1300年前、日本で初めて誕生した流通貨幣が造られた契機の場所なので、「銭神様」とも呼ばれていいます。
本殿脇の和同開珎のモニュメント(上中央)やその静かな佇まいが厳粛で厳かな気分になります。「聖神社の社殿」は秩父市指定有形文化財。