憩の園は、JICA*より多大なるご支援をいただいています。
2021年度には、JICAの助成金交付事業による補助金を活用させていただき、防犯設備や厨房機器等の大規模改修工事を実現できたことは、記憶に新しいところです。
(ご参照:
ニッケイ新聞記事☚click)
福祉、ソーシャルワーカー、高齢者介護などのJICA海外協力隊の派遣は、1992年から継続していただいており、現在は料理隊員として、調理師の公平千鶴子さん(写真@)が入居者向けの食事の改良に取組んで下さっています。
公平さんは昨年5月に着任されましたが、この1年で入居者に提供する約30食のレシピを制作し、ポルトガル語に翻訳されました。料理の美味しさは入居者の皆さんに大好評ですが、高齢者が飲み込みやすいようにゼラチンを使うなど、工夫をされているのも特筆すべき点の一つです。
また、施設内で取り組まれている喫茶活動(写真A・B)も高齢者の健康維持に繋がっています。喫茶活動は、提供する料理などの値段を2レアルに設定し、入居者が自由にメニューを選ぶことで、脳の活性化を図ることが目的の一つです。今では、入居者の皆さんが楽しみにされているイベントとして定着し、着実に成果を上げています。
今月の事務局掲示板では、JICAの方々が憩の園へ視察に来られた際の模様を写真で紹介しています(写真上)。JICAの皆様には施設内をご見学いただき、公平さんの美味しい料理をご試食いただきました。
*独立行政法人 国際協力機構
Japan
International
Cooperation
Agency(JICA)
写真@写真A写真B