以前にも紹介しましたが、ブラジルには、カーニバルに並ぶほど大切にされている伝統行事があります。
それが6月祭り「フェスタ・ジュニーナ(Festa Junina)」です。
もともとはヨーロッパから伝わったキリスト教の行事で、聖ヨハネをはじめとする聖人を祝ったり、農作物の豊作を祈願するお祭りとして始まりました。
このお祭りの魅力は、何といっても地域の人々の温かい交流です。
会場には田舎風の装飾が施され、チェックのシャツや麦わら帽子など可愛らしい衣装を着た子どもたちや大人が集まります。
屋台では、トウモロコシを使った郷土料理やホットドリンクが並び、みんなで焚き火を囲み、伝統舞踊「クアドリーリャ(Quadrilha)」を踊って楽しみます。
憩の園のフェスタ・ジュニーナは、この伝統行事の温かさと地域交流の意義を大切にしながら、近年は「Instituto Educacional Coração de Maria(IECM:コラソン・デ・マリア教育機関)」 の皆さまとのパートナーシップに支えられ、より活気のある、心温まる催しになっています。
子どもたちと保護者の皆さまが見せてくださる元気な笑顔とエネルギー、そしてご高齢の方々の人生経験が交わり、世代を超えたふれあいの時間が生まれます。
その中で、子どもたちが地域社会への思いやりを学び、食品や日用品を寄付してくださるなど、素晴らしい連帯の輪が広がっています。
参加してくださったすべての皆さまに、心より御礼を申し上げます。

https://iecoracaodemaria.com.br/festa-junina-2025/

