救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
2011/01/16 15:54:00|在日協力会の概要
社会福祉法人救済会 憩の園 在日協力会とは?
 


社会福祉法人救済会 憩の園  在日協力会の概要

憩の園在日協力会(以下、在日協)は、発足以来29年にわたり、憩の園と日本の支援者の橋渡し役を担ってまいりました。

しかしながら、日本における少子高齢化の波は在日協にも及び、協力会員および支援者の数は最も多かった時期と比べて3分の1にまで減少し、近年では新たな会員の加入もほとんど見られない状況です。また、さまざまな事情により在日協運営委員の活動も困難となり、活動の大幅な縮小を余儀なくされております。

こうした現状を踏まえ、今後の在日協の活動は、本ホームページなどを通じた「憩の園」の広報に特化し、協力会員および支援者の募集は中止、またバザーなどのイベントへの参加も見送る方針へと転換することといたしました。

在日協の活動を大幅に縮小するという苦渋の決断に至りましたこと、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。長年にわたる温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

2025年3月31日 憩の園在日協力会


桜 所在地(連絡先)

〒160-0023  東京都新宿区西新宿8-13-18 クレイン西新宿101

TEL&FAX 03-3361-5679    infomailhisako@yahoo.co.jp 

桜 憩の園 在日協力会事務局 スタッフ 

  • 運営委員
    潮ミツエ・卜部佐世・渋谷まさみ・末永恵子

    高橋久子・深町香・八木田一博

  • 監査
    坂詰貴司・石原みち子 

ベル在日協力会ホームページ








2025/10/19 15:59:00|その他
本田いずむ氏をお迎えして 〜憩の園の未来を語るひととき〜

10月18日、永田町の「下関 春帆楼 東京店」にて、サンパウロより来日中の本田いずむ氏(ブラジル社会福祉法人 救済会*会長)をお迎えし、憩の園在日協力会(以下、在日協)のメンバーで会食を行いました。
*救済会は、日系老人ホーム「憩の園」を運営する法人

在日協は、既報のとおり、諸事情により本年3月をもって活動を休止いたしましたが、本田氏からは、これまで29年にわたる支援活動への感謝の言葉をいただきました。

会食では、現在の憩の園の近況や、今後の構想として進められている「プロジェクト・未来」についてお話を伺いました。
あわせて、この席上で在日協から本田氏に、活動の締めくくりとして最後の支援金をお渡しいたしました。
本田氏はとても明るく人情味あふれる方で、短い時間ながら、笑顔の絶えない有意義なひとときを過ごすことができました。

お料理は、日伯両国の幸せを願い「ふく御膳」をいただきました。ふぐ料理発祥の地・下関に本店を構える春帆楼は、日本で初めてふぐを提供した老舗です。本田氏も初めてのふぐ料理をたいへん喜ばれていました。


「プロジェクト・未来」について

本田氏は、ブラジルの高齢者支援の新しい仕組みづくりを目指す「プロジェクト・未来」を推進中で、今回の来日はその一環として行われています。
JICA(国際協力機構)の協力のもと、日本各地の高齢者施設を視察し、先進的な取り組みをブラジルの現場に応用することを目的としています。

主な構想内容

  • デイ・ケア・センター:活動や健康管理を通じ、生活の質向上と交流を促進

  • 在宅介護サービス:訪問看護や遠隔モニタリングを含む在宅支援

  • 半自立的生活支援:個室と共用空間を備えた、支援と交流の両立モデル

  • 退職者コミュニティ(CCRC):自立から長期ケアまで一体的に対応し、柔軟な財務プランを導入


ブラジルの高齢化への備え

日本は2005年に高齢化率20%を超えましたが、ブラジルでも2050年には22%を超えると見込まれています。
本田氏の構想する施設が日本のケアモデルを取り入れることで、効率的で個別性の高いケアが可能になり、入居型よりも低コストで地域に根ざした支援を実現できると期待されています。

このような未来志向の取り組みは、ブラジル社会においても極めて意義深いものです。
私たちも、長年にわたり憩の園を支援してきた者として、本田氏の情熱と新たな挑戦を心より応援したいと思います。

【ご参考】ブラジル日報(2025年9月23日)  ←click
《記者コラム》「ボクのパパイをどうしてくれる?」=200人の入居希望者が待つ憩の園=解決策プロジェクト・ミライとは

 

No dia 18 de outubro, recebemos o Sr. Izumu Honda, presidente da Associação Beneficente Kyusaikai (entidade que administra o Lar dos Idosos Nikkeis Ikoi-no-Sono), que está visitando o Japão vindo de São Paulo.
O encontro foi realizado no restaurante Shunpanrō Tokyo, em Nagatachō, com a presença dos membros da Associação de Cooperação Ikoi-no-Sono no Japão (doravante chamada “Associação no Japão”).

Conforme já divulgado, a Associação no Japão encerrou suas atividades em março deste ano, por diversos motivos.
Durante o jantar, o Sr. Honda expressou suas sinceras palavras de gratidão pelo apoio prestado ao longo de 29 anos.

Na ocasião, conversamos sobre a atual situação do Lar Ikoi-no-Sono e sobre os planos futuros, especialmente o “Projeto Mirai (Futuro)”, que o Sr. Honda vem liderando no Brasil.
Aproveitamos também para entregar-lhe, como encerramento simbólico das atividades, a última doação de apoio da Associação no Japão.
O Sr. Honda, pessoa muito simpática e calorosa, nos proporcionou momentos breves, mas repletos de alegria e significado.

O jantar foi preparado com votos de felicidade para Japão e Brasil, e escolhemos o menu de fugu (baiacu).
O restaurante Shunpanrō, cuja matriz está em Shimonoseki — cidade onde o prato de fugu foi servido pela primeira vez no Japão — é um estabelecimento tradicional e renomado.
O Sr. Honda experimentou o fugu pela primeira vez e demonstrou grande satisfação.


Sobre o “Projeto Mirai”

O Sr. Honda está promovendo o “Projeto Mirai”, que visa criar um novo modelo de apoio aos idosos no Brasil.
Com o apoio da JICA (Agência de Cooperação Internacional do Japão), ele tem visitado instituições de assistência a idosos em várias regiões do Japão, buscando adaptar ao contexto brasileiro práticas inovadoras observadas aqui.

Principais propostas do projeto

  • Centro de Dia (Day Care Center): promoção da qualidade de vida e da interação social por meio de atividades e cuidados de saúde.

  • Serviços de Assistência Domiciliar: apoio à continuidade da vida em casa, incluindo enfermagem domiciliar e monitoramento remoto.

  • Apoio à Vida Semi-Independente: modelo que combina espaços privativos e áreas comuns, equilibrando autonomia e convivência.

  • Comunidade para Aposentados (CCRC): sistema integrado que atende desde a vida autônoma até os cuidados prolongados, com planos financeiros flexíveis.


Preparando-se para o envelhecimento populacional no Brasil

O Japão ultrapassou 20% de taxa de envelhecimento em 2005, e estima-se que o Brasil ultrapassará 22% até 2050.
Com a implementação do modelo de cuidado inspirado no sistema japonês, as instituições idealizadas pelo Sr. Honda poderão oferecer cuidados mais eficientes e personalizados, com custos menores e apoio comunitário adaptado à cultura local.

Essa iniciativa visionária tem grande relevância para o futuro da sociedade brasileira.
Como apoiadores de longa data do Ikoi-no-Sono, expressamos nossa profunda admiração e total apoio à dedicação e aos novos desafios do Sr. Honda.


[Referência] Jornal Nippon (23 de setembro de 2025) ← clique
Coluna do repórter: “O que será do meu papai?” — 200 pessoas aguardam vaga no Ikoi-no-Sono — A solução: o Projeto Mirai








月例 カラオケ大会

入居者の皆さんが毎月楽しみにしている月例カラオケ大会の模様をお届けします。
懐かしい曲や元気な歌声がホームいっぱいに響き渡り、笑顔の花が咲いている様子が写真からも伝わってきます。

温かいサポートをしてくださった、ボランティアのOduvaldo様ならびにJorge様に心より感謝申し上げます。
おかげさまで、入居者の皆さんにとって楽しいひとときとなりました。


◆ 満開のイペ―の花(園内にて) ◆








第49回 しんぼくバザー 開催報告

8月16日(土)・17日(日)の二日間にわたり、憩の園にて恒例の「第49回 しんぼくバザー」を開催されました。おかげさまで天候にも恵まれ、両日とも多くの方々にご来場いただき、盛況のうちに無事終了いたしました。

今年も、芸術・文化のステージ、体験型のワークショップ、和食やブラジル料理を楽しめる多彩なフードコート、買い物を楽しめるミニショッピングエリアなど、見どころ満載の二日間でした。

また、池のリニューアル後、初めての灯篭(とうろう)流しでは、幻想的な灯りに包まれながら、ご先祖さまを偲び感謝を捧げるひとときを、多くの皆さまと共有することができました。

このバザーの収益は、全額を憩の園の高齢者福祉の充実のために役立てさせていただきます。
改めまして、ご来場くださった皆さま、そして準備・運営にご協力くださったボランティアや関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。














オシマン学校の皆さんとの心温まるひととき

先日、オシマン学校(Colégio Oshiman)の生徒の皆さんが、憩の園を訪問してくださいました。この訪問は、喜びとリラックスした雰囲気に包まれ、音楽やお花づくりを通じて、生徒と入居者の皆さんが心温まる交流を深める素晴らしい時間となりました。音楽のリズムに合わせて体を動かしたり、みんなでお花を作りながら楽しくおしゃべりしたり、まるで家族のような温かなひとときでした。

お昼には、生徒と入居者それぞれが用意したお弁当で、一緒にランチも楽しみました。入居者の皆さんの笑顔がとても印象的で、心がほっこりと温かくなる瞬間でした。

この訪問は、ただのボランティア活動を超え、世代を超えた絆を感じさせる貴重な交流の場となったと感じています。オシマン学校の生徒の皆さんの明るく優しい心が、施設にとっても大きな励ましとなり、入居者の皆さんにも素晴らしい思い出を提供してくれました。

心から感謝の気持ちを込めて、オシマン学校の生徒の皆さんに御礼を申し上げます。こうした素敵な交流が、これからも続いていくことを願っています。


















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