★特別養護老人ホームで220人が孤立 ボートで救助活動 埼玉 川越!。13日 15時03分台風19号 被害 川越市にある特別養護老人ホームが近くを流れる越辺川が氾濫した影響で水につかり、警察などが救助活動を行っています。13日午前8時ごろ、埼玉県川越市の下小坂地区にある特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」が水につかったという通報が警察と消防にありました。施設がある下小坂地区は、近くを流れる越辺川が氾濫して広い範囲が水につかっています。川越市によりますと施設は建物が4棟あり、1階建ての2棟は水につかりましたが、施設にいた高齢者や職員あわせて220人あまりは2階建ての建物に避難して、いずれも命に別状はないということです。消防によりますと、下小坂地区では今のところ行方のわからない人がいるという情報は入っていないということです。警察や消防などは、施設に取り残されている人たちの救助活動を行っています。支援に来た職員「まだ多くが取り残され心配」近くを流れる川が氾濫し川越市の下小坂地区にある特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」では周囲が水につかっているため、警察や消防がボートを使って施設に取り残されている人たちを救助していました。同じ法人が運営する別の施設から支援に来た男性職員は「急に水位が上がり物資を高い所に上げることができなかったと聞いて、物資を持って駆けつけました。まだ多くの入所者や職員が取り残されているので心配です」と話していました。又、90歳の母親がボートで救助されたという68歳の男性は「この地区は例年、浸水しやすい場所なので、きのうからの大雨で心配していました。朝方にボートで避難するという連絡がきてすぐに駆けつけました」と話していました。川越市によりますと、浸水した特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」は4つの建物があり、あわせて、220人余りの高齢者と職員がいたということです。この施設は以前も大雨が降った際に水につかったことがあったため、台風の接近に伴って市と定期的に連絡を取っていたということです。施設の責任者からは13日午前3時ごろ「水位が上がってきたので2階建ての建物に避難を始めている」という連絡があったということです。そして、午前4時ごろに市が連絡を入れた際には「全員避難を終えた」と話していたということです。川越市によりますと、避難をした人たちはいずれも命に別状はないということです。