新時代切り開け 新生ヤングレッズ始動
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| 始動日から軽快な動きで若返ったチームを引っ張る猶本 |
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| 明るい表情で球を追う(左から)手塚新監督と柴田、鈴木ら浦和の選手たち |
なでしこリーグの浦和は19日、レッズランドで初練習を行い、今シーズンが始動した。今季から指揮を執る手塚貴子新監督(42)の下、ボール回しなど約1時間の軽めの調整で汗を流した。手塚監督は「選手たちのすがすがしい表情を見られ、私も不安はあるが、期待感の方を強く感じた。シーズンを通して、選手たちと共に戦うチームにしたい」と抱負を語った。
所属22選手の平均年齢は約20歳。新生ヤングレッズの挑戦が始まる。
2011年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝メンバーで、昨季の主将を務めた大黒柱のDF矢野(28)が電撃引退を発表。矢野のほかDF土橋(33)、MF庭田(28)ら昨季の主力も現役引退を表明した。
さらにチームの精神的支柱だった38歳の元日本代表GK山郷、FW荒川(33)は2部に降格するAS狭山へ移籍し、計7選手が一気にチームを去った。最年長は26歳のMF安田となり、ベテラン不在のチーム構成になった。
今季のキャプテンに任命されたFW後藤は「年上の選手がいなくなり、危機感はあるが、力を合わせて一つになって頑張りたい」と話し、昨夏のヤングなでしこで主力を務めたGK池田も「年上の選手に無意識に頼っていた部分があったが、若手だけになり、自分らがやっていかないといけないという意識が強い」と引き締めた。
09年のリーグ制覇の翌年から順位は2、3、4位と優勝を逃し続けている。復活に向けて、ベテランの不在は厳しさを増すようにも映る。
ただ、ヤングなでしこで活躍し、昨年のアジア年間最優秀ユース選手にも選ばれたMF柴田は言った。「年齢が近いので、お互いに意見をぶつけ合い、チームが一つになってリーグ優勝を目指す」。ポテンシャルを秘めた若きなでしこたちが、浦和レディースの新時代を切り開く。
■中核担う18歳 猶本「得点に絡む」
昨夏のヤングなでしこで一躍ブレークした18歳は、ベテラン選手が去ったチームにあって中核を担うことになる。「不安はいっぱいあるが、状況はもう変えられない。(主将の後藤)三知さんをしっかりサポートしたい」と意気込む。
今季の個人的な数値目標は「自分の中にとどめたい」と話した上で、「得点に絡んでいきたい。ボランチでも2列目でも、どこでも運動量を増やしてチャンスに上がりたい。今まで通り自分の課題に向き合って、成長してチームの役に立ちたい」と抱負を口にした。