男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/12/24 5:03:04|エッセイ
二人までは・・・
 学問は、実生活に応用してこそ、その役割を果たします。
 自衛隊にいた頃のこと、確率論を使って消費予測を研究するため、三菱総合研究所に一年間の研修に行ったことがありました。そのとき、難しい確率の本も読んで随分勉強をしました。
 その後、宮崎に行き、飲み屋で女性達に囲まれ、僕は自慢そうに話をしていました。彼女達は、面白そうに僕の話を聞いていました。僕は、話を続けました。
「そういうわけで、俺は、確率については詳しいんだ。昔、タイに行ったが、タイの売春婦の3人に1人はエイズだと言っていた。そういうときは、確率論的に言えば2人まではやっても大丈夫なんだよ。」
 その話をした途端、僕の周りの女性達はス〜ッといなくなってしまいました。







2024/12/23 4:48:01|エッセイ
緊急避難
 嘘をつくことはいけないことですが、自分の身を守るためには仕方がないときがあります。
 飼い主さんは、しょっちゅう単身先に電話をかけては、毎日飲みに行っていることを詰(なじ)っていました。僕は、飼い主さんの問い詰めに咄嗟(とっさ)に言いました。
「だって、上司が誘うんだもの。付き合いだから仕方がないよ。」
 次のときに、僕は言いました。
「だって、部下の〇〇君が誘うんだもの。付き合いだから仕方がないよ。」
 同じ人の名前ばかりでは信用を失います。それで次から次へと人の名前だけ変えて同じ言葉を言いました。
 正当防衛と緊急避難は、刑法でも認められています。名前を使わせてもらった人には、悪しからず。







2024/12/22 7:11:55|エッセイ
疑惑を避ける
 最近、某党の代表の不倫問題が週刊誌に載って、役職を解かれる事案がありました。不倫がバレるととんでもない結果を招きかねません。ましてや、あらぬ疑いをかけられたのではたまったものではありません。
 宮崎に単身赴任しているとき、毎晩のように飲みに出掛けると、飲み代は安いものの交通費がバカになりません。バスで通っているときは良いのですが、行きがかり上、9時半の最終バスの時間が過ぎると大変です。タクシーでも使おうものなら、飲み代より数倍も高くなってしまいます。
 そこで、同じ方向に帰る、酒を飲んでいない女の子に送って貰うことにしました。しかしいつも同じ車で送ってもらったのでは、あっという間に官舎の奥さん達の噂になってしまいます。そこで、日によって乗せてもらう人を変えるようにしました。そのためにハシゴ酒もしました。
 単身赴任が自由とは言え、それなりに苦労はあったのです。







2024/12/21 7:44:50|エッセイ
オールマイティ
 小さな居酒屋でも、店を経営するとなると大変です。経理のことから税務申告、酒や食材の仕入れや調理、接客、女の子のリクルート、店の掃除、ごみ捨て、自らの健康管理等々しなければならないことはたくさんあります。それがどれかひとつでもうまく行かないと、あっという間に店をたたまなければならないことになります。長続きしている店のママさん達はその辺のところを上手にやっていて、オールマイティの彼女達から学ぶべきところはたくさんあります。
 僕が、毎晩のように夜の街に飲みに行っていたのは、そういうママさん達から人生を学ぶためで、決して恋のアバンチュールを求めていたのではありませんので、申し添えます。







2024/12/20 4:45:51|エッセイ
リリアンの爪の垢
 居酒屋「かぼちゃ」のママさんの友達に、リリアンがいました。ブラジル人で、色の白い鼻筋の通ったとても美人です。日本の漁師さんと結婚して、高鍋の町に住んでいます。漁で留守がちな家をよく守り、舅や姑によく仕え、よく働くそうです。夫が漁から疲れて帰って来たときには、7時間でも8時間でもマッサージをするそうで、海で働く夫にもしものことがあっても、7年間は婚家にとどまる覚悟だとも言います。今の日本女性に失われたものが、ブラジルの女性に残っていたと、ママさんが感心していました。
 一方、我が飼い主さんは、よく言っていました。
「おなじ亭主が死ぬんならさぁ、公務がいいね。保険金の上に、賠償金まで付くでしょう。基地の外で死んだら、トラックに乗っけて基地まで運んで塀の中に放り込めばいいんだ。あっはっは〜。」
亭主のいる目の前で平気で言います。
 僕は、ママさんに「リリアンの爪の垢を貰って来てくれ。」と頼みました。密かに、お茶かコーヒーに混ぜて、飼い主さんに飲ませるのです。薄めたのでは効かないだろうから、濃くして飲ませるのですが、多分、体に合わなくて、副作用で下痢を起こして、ほとんど効果はないかも知れません。しかし、何もしないで塀の中に投げ込まれるのを待っているよりは良いと思いました。
 しかし、結局爪の垢は貰えず、今日に至っています。