宮さんのコミュニケーションABC!!

会社、学校、家庭、各種のクラブやサークル等複数の人達が構成する組織ではコミュニケーションはとても大切なことです。「どうして自分のいっていることを解かってくれないんだろう!」、「あの人と話をするのはどうも苦手だ」等々困ったり悩んだりしたことはありませんか?私が組織において約40年の人事/教育で実践したことを通して得たものを多くの方々とシェアーしたくHPを立ち上げてみました。
 
2006/05/27 12:55:18|その他
喜怒哀楽!!
人間には、4つの感情表現がありますよね!

ぶ ● る ● れむ ● しむ

私達は、この4つの感情表現を意識せずに毎日自分の行動としてとっています。
この4つの感情表現の中で、 “喜ぶ”“楽しむ”は誰でも問題無く容易に表現できます。

しかし、 “怒る”“哀れむ”は表現の仕方により相手を傷つけたりすることが起こりがちです。
“喜ぶ”“楽しむ”ことだけを表現し、行動としてとっていると“きらく(喜・楽)人間”と言われますよ!

相手に対して心からの怒りを伝え、自分の心からの哀れみを伝えるということは、口で言うほど容易ではありません。

特に、人間の心の中には“魔物”が棲んでいるとも言われています。
私達は、人が悲しんでいる時、困っている時、また悩んでいる時に心からの“哀”の気持ちを持って言葉を投げかけることができているでしょうか?

私達は、日常生活、また職場での生活の中で、この4つの感情を正しく表現し、特に“怒”“哀”を表現する時には、自分の心に問いかけながら( 自分の心の中にある魔物の言葉を隠して話しているのか?)自分の心の思いを正直に伝えるようにしてみては如何でしょうか?

こういう話を本で読んだことがあります。

俳人の高浜虚子が愛弟子のお父様の訃報を聞き、電報を打ったそうです。僅か7文字で自分の気持ちを伝えたのですが、皆さんどんな言葉だかご存知ですか?

現在では、弔電にはいくつかの既製の文章があり、私達はその中から適当な文章を選び弔電として送付していることが多いと思います。自分のお悔やみの気持ちを自分の言葉として表現し、電報を打つということは少ないようです。

本来は、お悔やみの気持ちは人により違いがある筈です。
既製の文章で本当の自分の気持ちを伝えることができるでしょうか?即ち、いつしか弔電も儀礼的なものになってしまっているのかも知れません。

高浜虚子が打った電報は、
    “トモニカナシム”の僅か7文字の文章です。

皆さんどうお感じになりますか?
高浜虚子の愛弟子はこの電報を読み、痛く感動し、虚子を師として仰ぐ気持ちがますます強くなったと言われています。

こういうことが本物の“哀”という表現なのかも知れませんよネ!




     コメント一覧
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ありがとうございます!
ぴー姫様、
毎々僕のHPを読んでいただき、また貴重なコメントをいただき本当にありがとうございます。組織を離れて2年になろうとしていますが、これからも自分が今までお話してきたことや実践してきたことを中心に書いて皆様のご意見やご批評を賜りたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

宮さん  (2006/06/09 11:15:15) [コメント削除]

心の中の魔物
宮さん
いつもこころにしみわたるお話をありがとうございます。人の心のなかには悲しいけれど、おっしゃる通り、魔物が棲んでいるのだと思います。その魔物を消すことが出来ないのであれば、自分のなかにもひとのなかにもそういう闇の部分があるということを自覚して、人と接することを心がけたいと思います。また、自分の心のなかの正義の部分を魔物より大きく強く鍛えたいと思います。

ぴー  (2006/06/09 10:51:48) [コメント削除]

共感!
ペコちゃん、
いつも貴重なコメントありがとうございます。自分の本当の思いを相手に伝えるということはなかなか難しいことですよね!”共感する”、”胸を打つ”というのは美辞麗句を並べたりや上手く話すといことではなくその人の感情や思いを素直に文字や言葉で伝えることだと思います。
”妬み”、嫉み”、”羨み”等というような心の中にある魔性の感情を捨て去り、心から喜び、怒り、哀れみ、楽しみを相手と共に分かち合うようにしたいですね!僕の勉強会や公演についてはあらためてHPでお知らせします。

宮さん  (2006/05/30 10:43:32) [コメント削除]

共に・・・!
宮さん
高浜虚子の打った電報の「トモニカナシム」の7文字には心を打たれますね!
本当に心を許せる相手、そして、本当に大切な人にだから言える「共に・・・」という言葉には重みと温かさを感じますよね。
私の永久の上司が「人事(ジンジ)というのはヒトゴトと書くが、ヒトゴトを我が身に置き換えて仕事をする部署」と話したことを思い出します。
いつの時代も、人は理屈ではなく、心で動くものだと思います。
共に喜び、共に怒りを素直な気持ちで表現し理解し合い、共に哀れや苦しみを分かち合い、共に何倍にも楽しみを共有できる人がいることの喜びを噛み締めて一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
いつも胸にグッとくるお話をありがとうございます!HPが更新されるのを楽しみにしております。
ところで、宮さんの講話のチャンスがあれば、是非直接うかがいたいと思っております!

ペコちゃん  (2006/05/29 14:14:35) [コメント削除]

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