宮さんのコミュニケーションABC!!

会社、学校、家庭、各種のクラブやサークル等複数の人達が構成する組織ではコミュニケーションはとても大切なことです。「どうして自分のいっていることを解かってくれないんだろう!」、「あの人と話をするのはどうも苦手だ」等々困ったり悩んだりしたことはありませんか?私が組織において約40年の人事/教育で実践したことを通して得たものを多くの方々とシェアーしたくHPを立ち上げてみました。
 
2006/05/09 12:54:42|その他
”話し手”と”聞き手”!!
皆さん、次のような状況を思い浮かべてください。

ある会議でAさんが壇上に立ち、複数の人たちにある課題について説明のため熱弁を奮っています。

すなわち、Aさんが“話し手”であり、その他の人たちは ”聞き手”という状況設定です。そして、の会議が終了した後で、Aさんの話した説明ことが何人かの聞き手の方々に正確に伝わらず、Aさんは、“僕はこのように説明した”また聞き手のひとりのBさんは“いや、私はこのように聞いた”とかで議論になったとします。

その場合、責任はどちらにありますか? “話し手”であるAさんですか、それとも“聞き手”のBさんですか?
また、責任の度合いはどうでしょうか?

 ”話し手”のAさん100%?
 ”聞き手”のBさん100%? 
 ”話し手”のAさん50% そして”聞き手”のBさん50%?
 ”話し手”のAさん60% そして”聞き手”のBさん40%?
 ”話し手”のAさん40% そして”聞き手”のBさん60%?

    ・
    ・  
   等々

私の答えは、聞き手の責任100% そして話し手の責任100%です。

“それは、おかしいよ!!”とお思いの方がおられると思います。もちろん数学的には100と100を足せば200になるのでおかしいかもしれません。

私の言いたいのは “話し手”の全責任(100%)と “聞き手”全責任(100%)で臨むという姿勢が完全な(100%)のコミュニケーションの結果を生み出すのだということです。

    すなわち

100 (話し手の全責任)+100 (聞き手の全責任) =100 (期待されるコミュニケーションの結果)

ということです。
  
もし、話し手の責任が半分で聞き手の責任が半分だとすると、コミュニケーションを行う上で最初から自分が全責任を持って話したり聞いたりはしなくなるでしょう。

コミュニケーションの結果を最初から責任を分担して臨めば、自ずからどこか真剣さとか熱意とかが欠けるものです。

”話し手”は、全責任をもって 相手に全てのエネルギーを傾注し話すことが必要であり、 ”聞き手”は全責任をもって相手の話していることを理解しようとする姿勢で真剣に聞くことが必要です。

これが、私の"話し手"100% 、"聞き手"100% の責任ということですが、皆さんどうお思いですか??





     コメント一覧
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”自責”と”他責”
ペコちゃん、
いつも僕のHPを読んでいただきありがとうございます。また、大変真摯なそして的を得たコメント感謝いたします。コミュニケーションの有り様で人との理解の度合いは大きく変わってきますよね!今度”自責”ということについても書いてみたいと思っていますが、今日の”聞き手”も”話し手”も100%の責任を持つということは、他人に責任を転嫁せず、まず自分の責任であるという立脚点でものを考えることが肝要ということに繋がりますよね!

宮さん  (2006/05/10 0:23:23) [コメント削除]

真剣さって大切ですね!
宮さん
話し手100%、聞き手100%はお互いの真剣さや熱意から生まれるんですね!
共に同じ事柄に対して真剣さは100%で向き合うことなのですね!
お互いに真摯な態度で話し、真摯な態度と心で聴くということから、何かいいものを産み出すという次のステップへ移るものなのですね。
それには、以前に宮さんが書かれておりました『表情、身振り、手振り』のBody Languageが重要となって関わっていくのですね・・・。
お仕事においても、またプライベートでの人との関わりにおいても真剣さと熱意をもって、そして尊敬の念を込めて接していきたいと思いました。
いつも心がハッとするような言葉をありがとうございます!

ペコちゃん  (2006/05/09 14:01:02) [コメント削除]

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