新くさびら紀行

くさびらとはキノコです。歴史の街並みを旅行するので紀行にしました。
 
2010/12/11 7:39:13|歴史の街並み
山梨中銀の金融資料館
次に、山梨中銀の金融資料館に行ってきました。ここは江戸時代の貨幣制度のルーツと甲斐武田の甲州金を展示してあります。しかもレプリカでなく本物を展示してあります。
武田信玄は"金(きん)"をお金として使うしくみを作った武将です。彼の考えの"甲州金(左上)"は、4進法で同じものが4つ集まると一つ上の単位になります。
甲州金の単位は両、分、朱等にわけられ、一番小さい単位は一番大きいものの1/256になるそうです。後は次回です。







2010/12/10 8:44:54|歴史の街並み
国指定「武田氏館跡」
次に武田神社にいきました。この神社は、躑躅ヶ崎館(武田氏館)の跡地に建てられ、武田信玄を祀った神社です。
館跡にはいくつかの古井戸が残っています。この「姫井戸」は生活の中心になる場所にあり、信玄公ご息女誕生の際、産湯に使用されたことから名づけられたそうです(上中央)。別名「茶の湯の井戸」とのいい、この井戸から発掘された茶釜などが宝物展に展示されています。ペットボトルで「お水取り」の人もいました。上右は躑躅ヶ崎館(武田氏館)の跡地。







2010/12/08 21:36:32|歴史の街並み
百年を経て甲府に戻った藩主柳沢氏
先日、甲府城に行きました。
城主柳沢吉保は宝永元年(1704)に甲府へ転出しました。川越藩主時代は短く10年ほどでした。写真は甲府城。この城は前任地と同様に初期の徳川政権にとって軍事上でも重要な拠点とされました。川越が江戸の北方の備えであるならば、甲府は西方の重要拠点と位置づけました。家康が天下の覇権を握ってから徳川一門以外に封じられたものはなかった。だから柳沢氏の甲府受封は破格の厚遇ということになります。
柳沢家は武田家に仕え、滅亡後に徳川家に仕えたそうです。







2010/12/07 16:57:22|きのこ
菌類(キノコ)の準絶滅危惧種について
前日の続き。私は菌類(キノコ)の絶滅危惧種を発表してきました。上段はムレオオフウセンタケ(群大風船茸)。下段はヒョウモンウラベニ(豹紋裏紅茸)です。
埼玉県では、この二種とも準絶滅危惧種にしています。定性的要件としては、
a 個体数が減少している。
b 生息条件が悪化している。
c 過度の捕獲(採集)・採取圧による圧迫を受けている
d 交雑可能な別種が侵入している
上記のいずれかの傾向が顕著であり、今後さらに進行するおそれのあるもの。







2010/12/06 8:33:12|きのこ
埼玉きのこ発表会
昨日、埼玉きのこ発表会がありました。そこで印象にのこる発表がありました。写真は発表内容です。
自然観察に大切な観察眼とは、何だろう。見つけて、喜ぶのは楽しいが、その時点で終わってしまう。「観察とは唯発見するだけでなく、それを取り巻く環境も一緒に考えることである。」これは熊楠賞受賞の椿啓介先生の言葉。