俺眺 〜ore-view

音楽、本、テレビ、ラジオ、ライブなど、イロイロと適度に批評する。 そう、それが男のモノいぢり。
 
2009/03/12 23:18:29|その他
ご無沙汰しております。
ご無沙汰しています。僕です。
たまには更新しろとのご指導を頂きましたので、
久々に更新したいと思います。

以下、今年になってから買った本です。
志半ばにして断念しているモノも一部アリ。
ご参考までにどうぞ。




■俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)
内田 裕也 (著),


樹木希林の夫で職業はロッケンローラー、
都知事選挙にも立候補した
内田裕也氏が30年前に出した本の復刻版。

矢沢永吉の「成り上がり」に並ぶ名著とのふれこみだが、
確かにこれは名著。
当時の昭和天皇や池田大作氏、宮本賢治氏にも
平然とコメントしているのが凄い。タブー無き一冊。
他にも香ばしい表現盛り沢山。凄い。読むべし。




■マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫) (文庫)
 マイケル・ルイス (著), 中山 宥 (翻訳) 価格:¥ 798


「マネーボール」は楽天がアスレチックスと提携したのと、
文庫本化したのを記念して購入。序盤のみしか読んでない。
翻訳された本はどーも読みにくいんですよねぇ・・・。




■サブカル・ニッポンの新自由主義
―既得権批判が若者を追い込む (ちくま新書) (新書)
 鈴木 謙介 (著)  価格: ¥ 777


我々、特に30代中盤から20代中盤の世代が、
社会構造の変化にいかに振り回されてきたか、
そして特にこれからの時代が「人間的にマッチョである」ことが
求められ、我々はどのように生きていくべきなのか、
ということを総合的に書いた本。
作者は「チャーリー」こと鈴木謙介さん。
宮台 真司の弟子の社会学者。
よくわからないでしょ。僕もよくわかってません。

ひたすら読むべし。




■『真説「たけし!」オレの毒ガス半生記」
ビートたけし著、講談社α文庫 680円


たけし本にハズレなし。
『たけし!』は以前から読みたかった1冊。
86年当時に書かれたもので「人生に期待するな」という
名言が収められた本。
その後本人が加筆したものも収録している。

やっぱり天才なんだなぁと思った反面、
この人が抱える躁鬱が本の中でもよく見えて面白い。

やっぱり、人生に期待しちゃいかんのよ。
スゲー面白い。これは買い。




■『あぁ、監督』
野村克也著、角川oneテーマ21 705円


僕が思わず買ってしまうでお馴染みノム本。
ウチには野村監督の著書が6冊ある。
そしてまた買ってしまった。同じ内容だとわかっているのに!
でも今回はちょっと違う部分があった。
それは「選手を動かす6つのファクター」のくだり。
勉強になるなぁ。




■『オバマ・ショック』
越智道雄・町山智浩著、集英社新書、700円


明治大学の名誉教授で多元国家アメリカ論について説いている
越智さんと、映画評論家(最近はアメリカ評論家)の
町山さんによる一冊。対談形式なので読みやすい。
オバマが大統領となるに至るまでのアメリカの
紆余曲折について、対談形式で書かれている。
アメリカの闇がよくわかってコレも良し。




■『陰日向に咲く』
劇団ひとり著、幻冬舎文庫、495+税 円


祝・劇団ひとり結婚。雰囲気で購入。
読んでない。本棚の肥やしになりそう。




■みうらじゅん対談集 「正論」
みうらじゅん著、コアマガジン、1,800円+税


MJとそのお友達による対談集。MJ本にもハズレ無し。
「青春ノイローゼ」に悩まされながら、
戦い続ける(?)MJらしい表現がすばらしい。

ただ基本的には「オナニー」と
「どうすればモテるのか」が軸。
その中に、MJやそのお友達が感じていることが、
秀逸な表現で綴られている。

これからは「不安」の時代らしい。
不安を煽るモノが売れるらしい。
MJ曰く、「不安タジスタ」。




■プロ野球2.0
小島克典著、扶桑社新書、720円+税


プロ野球シーズン到来!に合わせて購入。ただし中古。
「仙台ライブドアフェニックス」でGMをする予定だった、
小島氏が立命館大学で行った経営学の講義をまとめた本。

ゲスト講師との対談形式なのでまあまあ読みやすい。
自分の講義の参考のため、そして何より趣味の野球のため。




以上です。また気が向いたら報告します。







2008/09/05 0:47:06|その他
今週の購買台帳(08/09/03)
ご無沙汰しております。

ちょっと久しぶりにレビューを記載します。
今週はこの2冊を購入しました。





この2冊は共に勝新太郎本。
「おこりんぼ さびしんぼ」は「チョメチョメさん」こと、
山城 新伍の著作で、
「俺勝新太郎」はその名の通り勝新太郎による本です。

何故勝新太郎なのか?
それは突如ボクに訪れた勝新太郎ブームなのですよ!

最近、昔の勝新映画を見ることがあったんですけど、
勝新太郎がとってもギラギラしていて格好良かったんですよ。

で・・・勝新ブーム、という・・・。


現在、山城 新伍著の「おこりんぼ・・・」を読書中。
若山富三郎と勝新兄弟の関係がよくわかる!
およそ3分の1を読み終えましたが、流石噂に違わぬ名著!

幻冬舎から98年に出版され、絶版となっていた本が
こうやってお手軽な文庫としてリリースされるのは、
とっても有り難いものです。

スイスイと読み進められるので、オススメです。







2006/03/20 22:56:47|その他
日本テレビ「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」評。
大変だ!

今年の秋ぐらいに
お笑いウルトラクイズが復活するらしいぞ!

お笑い−といえば、ビートたけし司会、
テリー伊藤演出の伝説のお笑い番組。

今となっては「先生」と呼ばれるまでにになってしまった
放送作家(おちまさとや都築浩、鮫肌文殊)らが、
構成を勤めていた番組である。

全裸でとりモチに落とされたり、
ダイナマイト入りランドセルをしょった上島竜兵が
一蓮托生でダチョウ倶楽部を巻き込み海へダイブしたり、
芸人ごとバスを海に沈めたり(写真)、
それはそれはスケールのデカすぎるお笑い番組だったのだ!

私が学生時代制作した映像作品は、
まさにこれのオマージュ。
顔面に刺身盛りをしたり、バンジーをしたり、
車にはねられたり、時速50キロ高速ハリセン
バッティングセンターの
スピードボールを全身で受け止めるなどなど。。。
(よいこはまねしないでね)

私は、いつかこの番組が復活してくれないかと
祈り続けていた!!

この情報が入ってきたのはつい先日。
ニッポン放送で放送されているテリー伊藤の番組かららしい。

しかしまあ、今となっちゃあどれだけあの時のスケールを
再現し、上回れるかというのはかなり怪しいところ。
昔と違ってPTAがかなりのレベルまで口だししてくるし。

先日、卒業アルバムの文集に「離婚しそうな人」
「暗い人」ランキングを書いた学校が、
PTAの抗議でそのアルバムを回収したらしいが、
そんなもん、俺らの時代には平気だったぞ!!

俺は「抱かれたくない男ランキング」2位だった。
(微妙だから笑えないし、リアルな順位。つい最近の話。)

テリー伊藤らしい、放送コードギリギリ、
PTA完全無視の番組を希望したい。

拘置所にいるホリエモンにカブの差し入れ。
ヒューザーの小島社長とマンション爆破黒ひげ危機一髪。
(もちろん鉄骨は少なめ)
姉歯建築士と強風向かい風ダッシュ競争、
チャック・ウイルソンとガチ勝負など。

おっと不謹慎不謹慎。
訴えないでね。







2006/01/05 18:08:29|その他
成美堂出版編集部編 「最新東京・首都圏未来地図」評。
書籍データ
* 大型本: 159 p ; サイズ(cm): 30
* 出版社: 成美堂出版 ; ISBN: 4415101852 ; (2005/06)




体調悪杉。先生、頭痛が痛いです。

そんな体調ながらもblogを書く。
なんとクリエイティブ意識の高いことか。
(パソコンのやりすぎが体調不良の原因という指摘は無視)

さて、本日の評ですが。

私は無趣味なんですが、いろんなことに興味があります。
興味のないものは全くと言っていいほど、
手を付けませんが、少し興味があると調べまくります。

現在興味を持っているものはたくさんありますが、
最近のマイブームは「都市の再開発」。

この本は、東京を中心に、首都圏各地で行われている
再開発を一挙にまとめた本です。
本屋で見かけたときに、

「おおおお!」

と、思わず声を出してしまったぐらい萌ました。

イイです。

埼玉も例に漏れず取り上げられているワケですが、
主な再開発はさいたま市よりも東ばかり。
(三郷のJR車庫跡地とか、越谷とか)

川越は全くその気配なんてないようです。

川越という街は歴史をウリにしているというスタンス上、
再開発というのはタブーなんですかね?

川越ケーブルテレビの051ch(小江戸ちゃんねる)で、
「明日の川越を考える」という番組をやっていましたが、
そこに出演されていた立教大学の溝尾教授が、
「都市計画がない中で、川越はマンションだけが
 乱立していく。都市が肥大化していくだけで、
 街としての機能や魅力が失われていく。」
といった趣旨のことを話していらっしゃいました。
(うろおぼえなので、鵜呑みにしないでね)

やー、ほんとにね。

一番街とか旧市街地はアレでいいとして。
(観光に来る人達は「車が邪魔」とかおっしゃいます。
あれでリピーターを失っているので、
土日ぐらいは通行止めにしてもいいと思うけど。)

それ以外の場所はどーすんのと。
川越駅西口とか、川越市駅周辺とか・・・。
ちょっと酷すぎでしょう・・・。
それ以外の場所はそれ以上かもしれないけど。

マンションの存在は否定しません。

街ってのは雑多でなければいけないし、
人が常に流動していないといけない。
(住んでる人だけじゃなくて、経済活動をしている人も含めて)

肥大化するのは悪いことではないけど、
今の様子は、バカ喰いしてデブになっているようにしか、
見えないわけですよ。

街をどうデザインするか。
行政や企業、市民を交えて考えないと
なかなか厳しいですよねぇ。

川越はただのベットタウンになったら、
存在する意味ないでしょう。。。

そういう問題提起にもなる一冊。

体調は戻らず。

追記:調べてみたところ、川越市と日高、
鶴ヶ島の三市で、「むさしの研究の森(仮称)」という
再開発プランがあるようです。
(再開発というより「開発」でしょうか。)







2005/12/29 21:21:37|その他
アンヌ・モレリ著「戦争プロパガンダ 10の法則」評。
書籍データ
* 著者:アンヌ・モレリ、訳:永田千奈
* 単行本: 212 p ; サイズ(cm): 19 x 13
* 出版社: 草思社 ; ISBN: 4794211295 ; (2002/03)




「我々は自ら戦争をするのではない。
 悪から国民を守るために戦うのだ。」

第2次世界大戦のとき、
アメリカのルーズベルト大統領以下、
連合国軍側のリーダー達は皆、口を揃えてこう言った。

それは、わかる。

でも、同じ事をアドルフ・ヒトラーが言っていた、
ということは、あまり知られていない。

「ハイ、という訳で戦争やりますよ。」

とわざわざ自分で墓穴を掘って戦争をする国なんざ、
近代国家ではありえない。

それはWUWにおける日本も同じ。
(あの戦争がやむを得ないものだったのか、
 という点はここでは割愛しますが。)

著者アンヌ・モレリに言わせれば、
戦争をするときの口実はいつだって「正義」。

「石油利権が欲しいから戦争します」
なんてな事を言ったら、さすがのアメリカも国際世論から
袋叩きってなもんですからねぇ。

「我々は戦う気はないが、相手が仕掛けてきた」
これも戦争をするときに、皆言うこと。
もちろん、ヒトラーも言ってました。

こういう社会学的な分析をやらせたら、
WASPが大勢を占める米英はもの凄く強い。

ちなみに「WASP」とは、
白人・アングロサクソン・プロテスタントの頭文字。
ロジカルなことをやらせたら、抜けてるよねぇ。

著者のアンヌ・モレリしかり、
文中に出てくるアーサー・ボンソンビー卿しかり。

先日、知り合いの軍事関係の書物を出している
出版社の社長さんに会いに行ったときのこと。
別な軍事雑誌のアドバイザーの方と3人と、
こんな話になった。

某さん「アメリカの国防総省は、軍事関係の特ダネを
    朝日新聞にだけリークするんだよ」
俺:「読売じゃダメなんですか?部数は世界一ですよ?」
某:「読売を読んでるのはどんな人だ?」
俺:「普通の人じゃないんですか?」
某:「それじゃ日本世論は操作出来ないよ。
   朝日なら読売よりも部数は300万部落ちるけど、
   学者とか知識階級が読んでいるんだ。
   そうすると学者がそれを見て、
   いろんな所で発言するだろ?」
俺:「??」
某:「それをテレビで見たらどう思う?
   学者が言うからみんな信じるだろ?
   そうやって世論を操作するんだ。

   嘘だってあるし、本当だってある。

   ペンタゴンは「どう世論を動かしたいか、
   それによって
   ・情報の内容、量
   ・情報の質(信用度)
   ・出すタイミング
   ・流すルート

   を決めているんだ。
   メディアと世論は、踊らされているだけなんだ。」

ってな話。

これって人間関係もそうだよねぇ。
会社で仕事していたらなおさらそういうことに当たる。
どこで広告打つとか、どんな内容にするとか。

情報を持っていることってのは、
とても強いことなんですよねぇ。

1)世論操作(広告・広報も含めて)
2)情報操作

について考えたい方にはオススメでつ。

今回も特にオチはありませんが。







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