元・チューケン行政人通信

元地方地方公務員の知られざる日常と本音! そして「男女共同参画」を自分の言葉で語ります。 ※このブログの筆者はある地方公共団体の元職員ですが、感想、意見にあたる部分はすべて筆者個人のものであり、元所属団体としての見解を示すものではありません。
 
CATEGORY:チューケン行政人日報(第1期)

大きな企業の小さな判断
 30日(木)。涼しい日が2日続いた。
 下の子が、保育園での「プールの時間」のために、新しい「ドラゴンボール」の水泳パンツを買った途端、プールに入れない天候が続く。かわいそうだ。ドラゴンボール・パンツの、今シーズン中のデビューはあるのか? プールおさめは9月7日だ。

 31日(金)。講座の企画が少し「進展」した。
 地図を利用する能力に性差はあるのか、「女性に優しい地図」はなぜ男性にも売れたのか、などをテーマにした講座である。
 その講座へのゲストの派遣を依頼していた某地図出版社から、オファーを断る連絡が来た。「女性に優しい地図」を開発・出版した会社だ。
 テーマに対して会社としてコメントできないこと、「女性に優しい地図」が現在休刊になっていることを理由としてきた。
 非常に消極的で、残念な判断だ。
 この出版社は、4~5年前私が公民館に勤務していたときに、「地図のとおりに走れますか」などの講座でお世話になった会社だ。そのときの協力的な姿勢がウソのようだ。
 5年前、講座に興味を持って協力してくれた社員の方は、別の部署に異動していた。
 業界では大手と呼ばれる会社だが、その判断は「小さい」ものだった。
 私の、この会社に対するイメージがガラリと変わった。商品への信頼や評価は変わらないが。
 こういうイレギュラーな仕事への対応に、会社の本性が現れる。それを決めるのはブランドではなく、人なんだと、つくづく思い知らされた。






「学び」と「サービス」と。
 29日(水)。施設使用許可申請の「調整」を行なった。
 当館では、使用3か月前の月の1日から20日までの間は、使用許可の仮申請ができ、その間の申請はすべて同時に出されたものとみなし、日時・部屋が重複した場合は職員が「調整」することになっている。
 仮申請だから、職員の週休日や夜間なども、管理人が代わって受け付ける。利用者にとって最大のメリットはそこだ。従来の受付時間=職員の勤務時間に来館することが困難な利用者も、申請上不利にならない。当市の公民館も同じやり方だ。
 この方式が導入される前、ちょうど私が公民館にいた頃は、使用2か月前の第1日の午前9時に出された申請を「すべて同時」とみなし、重複した場合はその場で申請者同士が話し合って調整していた。
 「民主主義の学校」である公民館では、その話し合い、つまり職員を介さない使用希望の譲り合いこそが、「サークル活動の大事な部分なんですよ。」と言い切れた。民主主義には、「住民自治」が欠かせないというわけだ。
 現在は、住民自治を学ぶトレーニングの場を提供することよりも、来館困難者などへのサービス、公平性を優先していることになる。

 夜中、借りていた保健教育DVD「性感染症」をやっと見た。当館の図書室資料とするのに問題は無いか、貸し出すにあたって特別な配慮が必要かどうかを確認するためだ。
 今どき館内にDVDを再生する装置が無いため、職員が順番に持ち帰って視聴している。
 性感染症は、性交によって感染する病気。その予防法は、避妊の方法と重なる。
 したがって、性教育の教材と同様、性交について触れることになるが、その表現に、別段過激なものは感じなかった。
 性器や性交の描写が必要以上にリアルであったり、いたずらに性交への興味ばかりをそそったりするものではない、ということだ。
 それどころか、「正しいコンドームの装着法」などは、男性器の模型が模式的過ぎて、一部理解しづらいところがあると思うくらいだ。
 性教育の「過激化」に警鐘を鳴らす向きもあるが、もしもこの教材までも「過激」と評価するならば、それはもう性教育そのものの否定ではないか。
 この映像の中では、十代の性交の是非論についてもちゃんと触れている。結婚できる年齢までは、マスターベーションによって性交のトレーニングを行なう時期であると呼びかけている。
 とは言え、まず親、教育者がが見て理解し、子どもに見せるという使い方が望ましいだろう。子どもが教材の内容を曲解したり、性交への興味だけが駆り立てられたりする状況があったならば、それを補正するのが大人の役目だろう。
 性教育のへの拒否反応は、そうした役割からの逃避を正当化したい、大人のエゴに過ぎないのではないか。






仕事が捗ったと思うのは…
 28日(火)。仕事上の一週間の始まり。
 館長は夏休み。上司がいない日は、新たな仕事が下りてくることがないため、予め抱えていた仕事をどんどん消化することになる。
 そのことをもって「今日は仕事が捗った」と思うのは錯覚だろう。
 上司から指示を受ける、上司と議論する、上司から下りた仕事に対応する。こうしたことも間違いなく「仕事の捗り」なのだ。 しかし、朝の時点で「これが仕事」と思っていたものが減っていく場合と比べると、どうしても達成感、満足感が落ちるのは、私の性格のせい?それとも修行不足?
 講座への協力を依頼したい相手は、なかなか「折り返し電話」をくれない。どうでしょうかと再び電話すると、夏休みだという。
 FAX番号を確認して、依頼の趣旨をペーパーで伝えておくことにした。電話が通じた時には、すでにこちらの意図がくみ取られているという寸法だ。
 今週末にまた電話しよう。






暑さのせいなのか…
 27日(月)。昨日に続く週休日。下の子は保育園に預け、上の子は夏休みで家にいる。
 一頃の超猛暑は和らいだものの、まだまだ暑いせいであろうか、休日というと、どうもゴロゴロしてしまう。

 出かける目的といっても、短パンの裾が破れたので買いに行きたい、広がったメガネの蔓を直しに行きたい、という程度の野暮用だが。
 昨日は風呂に入れずに寝てしまった。下の子を保育園に送ったら、すぐに朝風呂に浸かろうと目論んでいたが、大リーグ「ヤンキース×レンジャーズ」を見始めてしまう。
 パソコンにも向かい、ブログを打っていると、お腹が空いてくる。下の子の朝食と一緒に買ったコンビニの「ます寿司」を1つ食べる。ガリが余計だと思う。
 おにぎり1個大だが、少しでもお腹に食べ物が入ると、眠たくなってくる。昼を挟んで寝てしまい、昼食を食べ損ねるという、よくあるパターン。
 目が覚めると午後2時半。あっ、洗濯しなきゃ。流しに夕べの食器も残っている。そうだ、風呂にも入らなきゃ。
 …てなことをやっているうちに、買い物に行く時間は無くなる。もう、下の子及び妻を迎えに行く時間だ。夕食の支度をしておきたかったが、ご飯を仕掛けるのが精一杯だった。

 夜、小学校PTAの「防犯パトロール」に、他の役員さん2人と出かける。
 担当地区内の、子どもが立ち寄りそうなお店や公園を回る。お店では、店長さんから日頃の子どもたちの様子も伺う。迷惑をかけていないか、危ない目に遭っていないかなど。
 ドラッグストアのご主人は、親身になって答えてくれた。書店兼レンタルビデオ店では、「店長」にあたる方にはお会いできなかった。店員さんが、仲間に聞いたりしながら、それなりに答えてくれた。
 どちらの店も「小学生は大丈夫」という感じだが、ビデオ店のほうは住宅街にありながら、深夜まで営業。アダルトビデオも成人雑誌も、子どもたちの手の届くところにある。問題が全く無いわけはないのだろうが…
 担当地区といっても、自分たちの住んでいる町内だけなので、4か所を、30分ほどで回って終了となった。
 それぞれに仕事を持っているため、普段はメールのやり取りしかできない役員3人がせっかく都合をつけて集まったのだから、もう少し有意義な話し合いや、まちかど点検ができるとよかった。






ブログも夏休み?②
 24日(金)。例の出版社からの電話はなかなか来ない。電話が鳴るたびに「来たかな」と期待する。
 たぶん、非常にお忙しいか、私への折り返し電話は優先順位が低いのであろう。それはしかたない。
 午後4時をめどに、こちらからもう一度電話しようと決めるが、3時過ぎに、先日書いた「給湯器」の修理が来て、その対応やら処理やらで、電話することができなかった。
 その電話の相手は、是非講座に呼びたいゲストであり、早くブッキングして安心したいという気持ちはあるが、まだ一刻を争うという段階ではない。双方の休みを挟んで、火曜日から交渉再開だ!
 ちなみに給湯器は、症状が出ず修理には至らなかった。サービス業者によれば、老朽化が激しく、修理よりも機器の交換が現実的とのこと。別の業者から、その見積もりをもらう手配をした。
 また一つ、来年度予算に計上する修繕の案件が増えた!

 25日(土)。一般の企業は休みだろうから、出版社との交渉は中断。別の業務に専念することにした。
 ある催しに参加した団体(代表者)・個人の連絡先のデータを整理した。
 今後の作業日程の連絡や、来年度の催しへの参加を呼びかけるための、連絡手段の一覧表だ。これが意外とできていなかった。
 その割には「名簿」と名のつくファイル、データが非常に多く存在する。これらの情報はすべて必要なのか。使える中身になっているのか。精査する必要がある。
 同種の情報は、1つのデータに集中していることが望ましい。検索しやすいだけでなく、更新も容易かつ確実にできるからだ。
 新しい情報を、どのデータに入れたらよいのか判らないようでは困る。
 ホールでは選管職員が、明日の県知事選に向けて開票所の設営を行なっている。設備・備品の関係で、こちらも若干の対応が発生する。
 整理したデータを基に、「催し」の関係者に次の作業日程を連絡。といったところで終業時間が近づく。
 今後はこのデータを更新していけばよい。最近はメールで連絡するケースも増えてきたので、メルアド情報もここに集中しておけばよい。もちろん、個人情報の管理は厳重に!

 26日(日)。日曜日は唯一の、夫婦共通の週休日。貴重な一日だが、2人とも、疲れからなかなか起きられない。
 10時半ごろ起き上がると、すでに子どもたちの姿は無い。行き先は私の実家だろう。電話で、迷惑になっていないことを確認した。
 子どもがいないスキに、台所の洗い物、洗濯、部屋の掃除(ピンポイントだが)などをすすめる。私としては、続く休日の月曜日に家事を残したくない。
 妻は、今週特に研究がハードだったせいか、私が家事をしている間も寝たり起きたりだ。まあ私も、適当にテレビを見たりしながらだが。
 夕方になって、ようやく2人で出かける。せっかくだから「ステーキのどん」で外食する。(子どもたちにはナイショ!)
 妻は夜、県知事選の開票事務に出かけた。その頃テレビ埼玉でプロ野球「西武×日ハム」を観戦していたら、妻がガレージで車のエンジンをかけた瞬間、画面に「上田氏当選確実」の速報が出た。何と、投票終了と同時だ。いわゆる「出口調査」だけで当確を打っているのだ。
 こうした報道には賛否両論あろうが、少なくとも妻が出発前に速報を目にしていたら、開票作業のテンションが著しく下がったことだろう。(だとしてもちゃんとやりますけどね。)
 10時20分、妻が開票所から帰宅。非常に早い終了だ。それもそのはず、全県で27%というひどい投票率だ。
 選挙というものは、投票率がどんなに低くても有効なのだろうか。有効となる下限を決めることで、投票率の向上にはつながらないだろうか。やり直しになれば、その費用のために莫大な税金が使われるゾ、というプレッシャーから…それだけのコスト意識が有権者にあれば、そもそも投票率は下がらないか。

 日刊のブログといえども、旅のレポートとなるとそれなりの時間をかけたくなる。ご覧のとおり、「橋倉鉱泉」の巻を仕上げるのに1週間かかってしまい、ブログは一旦夏休み状態。
 そして6日分の日記を一度に書く羽目になった。結構振り返ることができるものだと、自分で感心しているが、今後は家計簿のように、毎日つけるよう努めたい。






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