どの地方自治体でも絶対あってほしいもの。病院と学校と思うのは、私だけなのか。 田沢湖で滅んだクニマスが西湖で生き残っていた。理由は、産卵し育てられる環境があったからだった。生きられるだけでなく、生み育て長くとどまれることが、繁栄の絶対条件だろう。 子どもを安心して育てられるには、産婦人科と小児科が必要だ。同時に歳をとっても、土地を離れずにすむ老人用の病院も不可欠なのではないか。そのためには、医師よりも、医師の医療をサポートする看護師あるいはその資格能力をもった存在が、一定程度必要なのだろう。 学校も同様で、教員も欲しいのだろうが、それをサポートする存在の必要をとても感じる。親がなればいいのだろうが、老人のそれと同様仕事を仕事を持つ世代にはできないのだ。その上、定年は65才に引き上げられて、フォローのできる余剰人口を政府自体が奪ってしまった。 新しい職種を作らないといけないし、それは新しい故に魅力ある待遇を約束されなければいけない。高度成長期の出稼ぎ労働者や中卒の上京者が大量に出たのは、真偽は別にして、相当の魅力があったからではないのか。 医師や教員を支える、看護師や児童指導員に相当の魅力を与える施政の必要を感じる。それは、学びながらレベルアップできるものであり、日本で養成して世界に「輸出」できるようになれば、最高によい産業になるのではないか。もっといえば、それこそおもてなしの輸出、日本の輸出となる。貿易赤字などに全く問題にならない、世界が喜ぶ施策になるのではないか。
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