小鹿野町で偶然出会った地蔵尊、詳しくは縁起書きを、 奉納祈願の品々がいろいろ有りましたが・・・ 省略します。
往昔、伊勢国に徳ヱ門、妻女さわ、と申す漁師があり、夫婦仲は円満でしたが、 子宝に恵まれず、 或る日、佛縁にひかれ朝熊岳へお詣りして、お大師様にお目にかかり御教えを乞うと 「お地蔵様は大地におけるすべてのものを育成して下さる御佛で御ざるから お地蔵様を信仰しておすがり申せば御奇特なこともあるであろう」 と、 それより朝熊岳地蔵尊に祈願をすること廿一日間、 ある夜、夫婦の夢枕に男根もあらわにした地蔵尊あらわれ 「汝らに子宝を授けん」 と申された。 夢から醒めた夫婦は同じ夢を同時にみたことは 「正しく地蔵尊のお告げなり」 と喜び一層信仰を深めました。 やがて、その功徳によって健やかな玉のような子宝が授かりました。 夫婦は非常に喜び、夢にあらわれたお地蔵様のお姿を石に刻み建立し、篤く供養し奉謝しました。 その後、数多くの子宝に恵まれない方々や、子供の身根具足、良縁を願う人々の信仰を集めて 今尚香華のたえまがありません。 此の世嗣地蔵尊は佛縁により、伊勢金剛証寺の 「おちんこ」 地蔵尊の御分身を御奉祀したものであります。
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