NHKが贋作者を未解決問題としてあつかったのは、なんとも情けないと 書いたが、情けないといえば。 琉球は日本ではないという琉球問題が出て、おもわず思い出したのが、琉球の踊りだ。日本舞踊や太極拳のようだが、一定のリズムでストップモーションが入る。本当に楽しそうに見える。放課後等デイサービスに、両親が外国人の子どもも加わりだしている話を先日したが、彼の踊りも面白い。やはりラテン系はラテン系のダンスになる。エイトビートで絶えず腰を震わせ続けるのだ。申し訳ないが、せわしなくて見ていて引いてしまうのだが、リオのカーニバルに参加したら、違和感がなくなるのだろうなあ、と思っている。あれはあれでありなのだ。日本の舞いといっても、神楽は田植えの動きを、獅子舞は狩猟のそれを彷彿とさせられるということを書いた記憶があるが、たぶん、多くの出来事を通して、すべてが文化の一部になっていくのだろう。 スペインのアルハンブラ宮殿、ゾロアスター教の天国と地獄の概念がそうであるように、いまさらそれらを分けることはできない。復古は、ルネッサンスのように、温故知新を通して作り上げた「似て非なるもの」を「新しいもの」と認めて初めて成り立つものと思う。その際に、過去とまったく同じ理念や言動を求めることは不可能であろう。それよりは、新しい琉球踊り、獅子舞、神楽であった方がいいし、その前提で継承していくしかないのではないか。そしてそれは、たぶん最も美しい「舞い」になるにちがいない。 いつか、そういう意味で、世界がまとまってくれるといいなと思う。 台湾にしろ、琉球にしろ、ドンバスにしろ、そこの住民のほとんどがそう思っているのなら、独立すればいい。沖縄で選挙をするから、香港、台湾、ウイグル、ラザでも、国連?監視の下、公正な選挙で確認しましょう。スコットランドがそうしたように。 どうして、そう提案しないのだろう。
こう思っていたら、前者は「盆踊り」の特集番組で、後者はニュースの沖縄の議会決議で現在を垣間見させてもらった。南米で新しい盆踊りが広まり、「沖縄は日本だ」という決議では4割が「我々は琉球人だ」と主張していた。大好きな沖縄が一応日本を肯定的に受け止めていてくれていて嬉しかった。彼らの声をもっと聞くべきだと思った。 |