カツマタクラス

 
2025/10/10 7:13:08|その他
老いを感じる時は
60を越えるまえから、できると思っていたことが結構できなくなってきていた。誰もがそうなのだろうが、さて・・・
若いときは、できないことがあると何らかの形で越えてきた。もちろん、あきらめることもその一つの選択肢だったが、能力を高めることで同じ間違いをしなくなるまで、多くは克服した。ところが、最近のミスはできると思って、できなくて我慢するという類になってきている。
たとえば娘と富士登山をした時のことだ。体力のない小学生低学年だったから、段差が登れない、高山病的になりやすい、水や酸素を足さないといけない…いろいろあった。それ以上に意外だったのが、自分のことだった。手を使わずに登れていたギャップがそれでは登れない。バランスを崩しやすい。なにより息が上がってしまう。頭と体の動きが一致しなくなっていた。自分の最高を目指すアスリートが体力の限界という言葉の意味が、分かった気がした。気力でカバーできる部分を越える衰えがあるのだ。
すべてで衰えを感じているが、最近は、眼が一番だ。飛蚊症(ひぶんしょう)が大分進行している。定期検査に行ったら、加齢によるものでしょうという話だった。怖いのは、どこまでが、現在の最高点かということだ。運転を筆頭にして、まだできると思うことが他者を含めて大きな損害を与えることになるかもしれない。どうやって、無理をしないようにするのか。一方で、先日指を痛めた時、使わなかったことで動きが鈍くなってしまった。使わなければどんどん衰えてしまうのだ。どこでどう折り合いをつけ、何をどうすることでどう衰えを防ぐのか。また、自分の限界をどう診断していくか。まったく、さて……なのだ。
認知症対策も含めて、上手に老いていきたい。